「白豪主義」は今でも根強く残っているか

2014年07月09日 13:21

大航海時代以降、ヨーロッパ人は、世界中を植民地にしていました。どこかが「発見」されると、即そこが植民地化される。無法状態です。現在、安倍総理が歴訪中のオーストラリアも例外ではありません。1770年、スコットランド人の軍人で探検家のジェームズ・クックがオーストラリアのシドニーあたりに上陸して「領有を宣言」し、英国によるオーストラリアの植民地支配が始まりました。英国から米国独立後の1788年頃から英国人が植民し始め、初期に入植したほとんどは流刑になった囚人であったと言われています。


これら英国人がオーストラリアを「開拓」する課程でアボリジニらの先住民は、あるいは欧州から持ち込まれた免疫のない疾病で死んだり、あるいは娯楽のために「狩られ」たり、あるいは住みなれた土地を奪われて流浪したりして激減します。タスマニアのアボリジニは絶滅し、本土にも純血の先住民はほとんどいないと言われている。大英帝国と連邦以降後のオーストラリアは、こうした排除政策を採っていたんだが、これを「白豪主義(White Australia policy)」といい、同国の白人が持つ人種差別意識の根拠にもなっています。

オーストラリアでは1973年まで人種差別的な「移民法」があり、2000年に開催されたシドニー五輪が先住民との「融和」をテーマにしたことが象徴的なように、いまだに非白人に対する差別意識が残っています。最近でも「白豪主義への回帰」を主張した極右政党が選挙で伸長したり、とりわけ数の多いインド系の移民に対する反感が根強いらしい。

表題の記事では、シドニーの電車の中で白人の中年女性が、アジア系の女性に差別的な暴言を吐き、その様子がネット上に拡散した、と書いています。メルボルン大学の調査によると、この1年間でアボリジニの97%が何らかの人種差別を受けていた、と回答したらしい。オーストラリアといえば反捕鯨活動でも有名なんだが、こうして生物に「序列」を作ること自体、差別的な思考であり人種差別につながる考え方だと当方は思う。前述の白人中年女性は、7月下旬に裁判にかけられるようです。

BBC NEWS ASIA
Australia train rant: Is racism getting worse?


新たなビットコインATM「ラマス」が日本に─9月中旬にレンタル開始
CNET Japan
渋谷にあった「ビットコイン」の仲介業者が破たんし、大きなニュースになったのもすでに過去の話で忘れかけている人も多いんじゃないでしょうか。普通の庶民にとって「仮想通貨」などと言われても「なんのこっちゃ」と関係は薄い。金銭感覚に長けていたりIT系技術に興味のある一部の人が騒いでるような気配が濃厚です。この記事ではビットコインのATMが輸入された、と書いている。日本円への換金はできない、ということなんだが、いったい何に使うのか、まだワケワカラメな当方です。
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輸入された「ラマス」のHPトップ。

4 injured when Ninja coaster derails at Six Flags Magic Mountain in Southern California
NY Daily News
米国カリフォルニア州バレンシアにある「シックスフラッグス・マジックマウンテン」で「忍者コースター」と呼ばれる吊り下げ型ジェットコースターが脱線し、4人が怪我をした、という記事です。この「シックスフラッグス」というのは、米国の遊園地チェーン。過激なジェットコースターなど「絶叫マシン」が売りなんだが、数年前に倒産し、その後、経営再建しています。「シックスフラッグス」では、テキサス州の同チェーン遊園地で死亡事故も起こしている。ちなみに「シックスフラッグス・オーバー・テキサス(Six Flags over Texas)」という言葉は、米国に入る前のテキサス州に関与した6カ国のこと。米国の各州は自治意識が高いですな。
これが「シックスフラッグス」バレンシアの「忍者コースター」。なんか、やたら速度の速いサフェージュ式モノレールのようだ。by Sharp Productions

暑い夏にはやっぱりカレー! 今年も開催! 帝国ホテルの「カレーフェア」。
VOGUE
カレー好きにはたまらないこの季節、あちこちで「カレーフェア」なるものをやってるんだが、帝国ホテルの東宝側にあるカフェのカレーはまあまあ美味いです。この記事は、恒例の帝国ホテルカレーフェアが開かれる、という話題。野菜など具だくさんのせいか、値段も帝国ホテル流です。

BMWの走りを表現するステージは空母!【動画】
clicccar
ドイツの自動車メーカー、BMWはそもそも飛行機や航空機用エンジンも作っている企業です。有名な青と白の七宝焼きマークは、飛行機のプロペラを意味し、青と白はバイエルン州の紋章の色、というのが定説。ただ、この説には議論がある。「Die Entstehung des BMW logos – Historie und Mythos」によれば、もともとはプロペラという意識はなかったんだが、飛行機を作るようになって意図的にイメージを付加したということのようです。表題の記事では、空母の上をBMW M4が走る動画がフェイクかどうか、書いている。結論から言えば、これは3DCGによる特殊撮影です。この船は、米国海軍の現役空母、ニミッツ級7番艦「ジョン・C・ステニス(USS John C. Stennis)」であり、当然、飛行甲板の先端はこんなふうなカーブにはなっていません。おそらく母港の米国サンディエゴに停泊中、艦橋部分あたりだけでクルマを走らせて撮影し、あとはCGで画像合成したんじゃないかと思われます。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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