通販の衝動買いを避けるコツ

2014年09月01日 02:05

販売促進の手法はいろいろありますが、リアル店舗を持たずに強力に消費者を引きつける方法がテレビ通販ではないでしょうか。特に真夜中のテレビ通販番組は恐ろしいほどに魅惑的です。

「買わなきゃ損」とさえ思わせるテレビ通販番組を見ても衝動買いをしなくて済む方法を、販促コンサルタントの田中博子氏(以下、田中)に聞いてみました。


●魅惑的な演出

真夜中のテレビ通販番組をうっかり見続けてしまい、そこで販売している商品を欲しいという衝動に駆られて、余計な商品を購入してしまった経験はありませんか。テレビ通販番組は実に計算された販売促進方法を使っているのです。しっかりとしたシナリオがあり、話をする順序や、語り口調についてまでも事前に細かくつくり込んでいます。

田中 社長がひとりで商品説明をしている番組もあれば、数人のモニターに商品を試してもらい、利用者に「すごく効果的です」といったコメントを言わせることで、説得力を持たせる方法を取っている番組もあります。

便利な機能や新しい機能が多く付いて、「これはすごい」と見入っていたら、「300個限定」「今なら割引のチャンス」「さらにアレも付いて、コレも付いてくる」「下取り品があれば更に○万円引き」などと、次々にたたみかけてきます。

即注文しようとする自分に対して、「ちょっと待って、少し冷静になろう」と気持ちを静めているところに、「分割金利手数料は、当社が負担します。支払いは月々~~」といった具合に煽られたら、「試してみようかな」などと自分を納得させて買ってしまうものです。

●衝動買いをしないためのコツ

—どうすればテレビ通販番組を見ても、衝動買いをせずに済むのでしょうか?

田中 購入に際しては即断・即決をしないことです。できれば、誰かに相談してからにしましょう。そうすれば、冷静な判断ができます。真夜中のテレビ通販番組は、特に危険です。真夜中は冷静な判断ができないことが多いですから、一晩置いて、翌日検討しましょう。

テレビ通販番組を見る時には、すぐ手の届くところに携帯電話なども置かないほうがいいですね。次に、購入前に「それは本当に必要なものか?」「今買う必要があるものか?」「置く場所はあるのか?」「もっと良いものがあるのではないか?」を考えるようにしましょう。インターネットで買った人のコメントをチェックすることも重要です。

—「欲しいものリスト」をつくって、ひとまずそこに入れて、後からじっくり検討するのもいいかもしれませんね。

田中 それは良い考えだと思います。最後に、これまでテレビ通販で買ったものを1カ所に集めてみましょう。本当に必要なものばかりでしょうか? 使わないで放置しているものはありませんか? このようにしてしっかり反省しておけば同じ過ちを減らせるかもしれません。

テレビ通販番組を制作する企業側も多額の費用をかけていますから、反応率を高めるために必死にマーケティング調査をして、日々改善を重ねています。消費者も、ただ流されるだけではなく、賢い消費者であると同時にセンスを身につけることが重要です。

尾藤克之
経営コンサルタント

【参考記事】
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尾藤 克之
コラムニスト/経営コンサルタント

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