朝日新聞は植村記者の「ねじ曲げ」を隠蔽している

2014年09月15日 00:45


非常に細かいことだが、今後の「第三者委員会」で検証すべき論点として、11日の記者会見で残る疑問をもう一つ書いておく。産経の議事録ではこうなっている(YouTubeでは14:00以降)。

産経 阿比留記者「金学順さんが親に、妓生(キーセン)へ売られたことは周知の事実ですし、その後の植村さんの記事は訂正されていない。明らかな事実のねじ曲げであると思いますが、いかがですか」

杉浦編集担当「朝日新聞としては、妓生イコール慰安婦だから仕方ないという考え方は取っていません。妓生学校にいたということをあえてそこで触れる必要はないと考えていた。それは当時の植村記者も同じであり、その後も同じだと考えている。そういう意味で、ねじ曲げではないと考えている」

阿比留「そうすると、金さんがまさか自分で『戦場に連行された』と言ったということですか。ほかの裁判やインタビューでは、そういうことを一切言っていないですよ」

杉浦「あの記事の中に書いてある通りで、当時の慰安婦と挺身隊の混同について、あの記事については混同があったということは訂正している」

これは明らかにおかしい。「あえてそこで触れる必要はない」という答は事前に用意したものと思われるが、もとの証言にない「戦場に連行された」という話が付け加わったのはなぜか。これは以前の記事でも指摘したように、植村記者の捏造としか考えられない。

なぜ彼は捏造したのか。これも義母(遺族会会長)の意を受けて、キーセンの話を強制連行にすり替えるためとしか考えられない。植村記者は、明らかな利害関係者だからである。残念ながら、阿比留氏がここに突っ込む前に時間が来たが、ここは今回の記事が誤報か捏造かを判断する上で重要なポイントだ。

「キーセン」と聞いたのを落とす誤報はありうるが、もとの話にない「強制連行」を付け加えるのは、誤報ではなく意図的なねじ曲げである。これを認めると遺族会や北朝鮮との関係など危ない話が出てくるため、杉浦氏は「挺身隊との混同」という無関係な話でごまかしたのだろう。これは植村記者のねじ曲げを朝日新聞が隠蔽していることを示す証拠である。

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池田 信夫
アゴラ研究所所長 青山学院大学非常勤講師 学術博士(慶應義塾大学)

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