会社に雇われない意識をもつこと

2014年10月16日 00:01

学生に人気の大手有名企業。ところが入社したらブラック企業でした。上司の怒号に耐えながらパワハラを受ける日々。不動産コンサルタント、ブラック企業アドバイザーという2つの顔を持つ楯岡悟朗氏(以下、楯岡氏)は、そのような状況を経験したといいます。今回は、ブラック企業で働くうえで、必要な意識や考え方についてお聞きしてみました。


●労働環境は簡単には変わらない

楯岡 私の勤務していた会社の労働環境はかなり劣悪でした。しかし、どんなに劣悪な労働環境でも、私自身が声を上げようとは思いませんでした。なぜなら、私のような一従業員が声を上げても、労働環境が改善されるとは思えませんでしたし、自分にとってもマイナスだと思ったからです。

一従業員が改善を訴えたところでそう易々とはいかないものです。むしろリスクのほうが高いと思います。実際に、声を上げれば更に大きなストレスを抱えたはずです。

—労働環境が悪いと感じた場合の対応方法について教えてください。

楯岡 個人的な見解ですが、私は労働環境の悪い会社には居続ける意味はないと感じています。もし居続けるのであれば、会社から学べるビジネススキルやノウハウをできるだけ学んでおく貪欲さをもつことです。

「どんな環境でも学べることはある」などときれいごとを言うつもりはありませんが、学べるものはなんでも吸収したほうが、自分のスキルアップやキャリアアップにつながるはずです。

—働く際の意識も変えていかないといけませんね。

楯岡 「雇ってもらう」という会社に依存した考え方を改めなくてはいけません。依存ではなく、対等な関係へと移行して会社と適度な距離感を取ることが大切です。そうすれば会社に過度の期待を抱くこともなくなり、純粋に自分のことだけを考えて仕事ができるようになるはずです。さらに、社内で孤立してもリスクヘッジできるように、社外のネットワークは構築したほうが良いでしょう。

また合わない環境に無理やりアジャストしようとしても様々な形で弊害が出てくるものです。会社との付き合い方、働き方をドライに考えるスキルが、これからのビジネス社会を渡るためには必要だと思われます。

—有難うございました。

尾藤克之
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取材にご協力いただいた楯岡さんの著書はこちら

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尾藤 克之
コラムニスト/経営コンサルタント

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