相手が喜ぶポイントを瞬時に見抜く

2014年10月25日 00:01

最近、芸能人の子役の台頭、ミュージカル人気の影響もあって、自分の子供を幼い頃から劇団に入れる親が増えていると聞きます。ミュージカル・アニーは子供ミュージカルの最高峰ですが、昨年は約9000名の応募者があり最終合格者は28名でした。合格率は0.3%程度です。


ご両親のサポートも徹底しています。日焼け防止のために日傘を待ち歩いて、日焼け止めのローションを塗って、腕カバーをしたり、就寝前には保湿パックをするというから驚きでです。

今回はアニーについてお話しするわけではありません。私の学生時代の友人であるAさんは現在、パイロットとして活躍しています。しかも、民間の私立大学からパイロットになるという非常に稀有なキャリアを歩んでいます。

Aさんは、小学生の頃、大手劇団で子役として活躍していました。NHKの大河ドラマをはじめ、かなり有名な民放ドラマや映画にも出演していました。ドラマのキャストロールも目立つ場所でしたから、大物子役に近い位置づけだったのだと思います。

いまはパイロットとして活躍していますが、昔を懐かしんでVTRをたまに観ることがあるようです。つい先日も、VTRを見ているときに、学生時代から共通の知人であるYさんが遊びに来ました。

他愛も無い会話をしながら何分か経過したのちに、Yさんは次のように言いました。「子供なのにこんな長い台詞を覚えるなんて凄いね。大変だったでしょう!」。VTRの詳しい説明をしたわけでもなく感想を求めたわけでもありません。

普通の会話をしていた途中の出来事です。過去にもVTRを見た何人かがコメントをしたことがありますが「テレビに出たんだ」「当時は子供だから可愛いかったね」と、ひと言で終わるものが、Yさんは本人しか分からない意図を汲んだ一言を発したわけです。

当時は、カメラが回りだすと止められないため台詞を暗記するのが一番大変だったそうです。本人にとっては最も大変だった時のことを瞬時に見抜かれて、「この人には適わない」と思ったとのこと。

ちなみにYさんの見た目はお世辞にもカッコいいとはいえません。体型もどちらかといえばメタボ気味ですし、顔も昔から老けていて、お洒落な服やブランド品を身につけているわけではありません。

確かに昔から、男女問わず信頼が厚い人でしたが、少なくとも学生の頃は今ほどではありませんでした。おそらくまだ開花していなかったのでしょう。仕事を通じながら「人たらし術」を学んでいったのでしょう。

追伸

なおAさん、Yさん、実在の人物です。ストーリーもフィクションではなくノンフィクションです。3人とも活動のフィールドは異なりますが、ともに切磋琢磨している大切な友人です。今日はYさんのエピソードを紹介してみました。

尾藤克之
Amazonプロフィール
Twitter @k_bito
facebook

【参考記事】
●「24時間テレビ」でギャラをもらうことの是非について
●就活で自己分析は不要!ESもコピペで充分の理由
●「高収入の人は高級・長財布」は本当か?財布の賢い活用術とは
●いまだに使われるメラビアンの法則の不思議
●企業は「やりがい」を与える場ではない!

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!
尾藤 克之
コラムニスト/経営コンサルタント

関連記事

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑