デキル人はシンプルに伝えるのが上手?

2014年11月05日 07:15

私は一般的にアドレスを公開していませんが、それでも毎日営業メールが届きます。なかには不快に感じる人もいます。片っ端からアプローチしているのだと思いますが、これではなかなか仕事に結びつかないだろうなと思います。


知人で議員秘書をしている人が何人かいます。当選回数の少ない議員は後援会組織が脆弱であることが少なくありません。ところが議員事務所は格式を重んじますからやみくもにアプローチをすることはしません。威厳や権威を損なうからです。売りたいのは信頼です。彼らの仕事ぶりは非常に参考になります。

まず、片っ端からアプローチをして会えるような相手に、信頼と信用を買うことはできないでしょう。若い経験の浅い営業マンは、有望な人に会うと、眼の色が変わって自らをPRします。ところがPRしたい内容というものは思ったほど伝わらないものです。例えば、貴方が車のセールスマンだとします。フェラーリを売るときにどのように伝えるでしょうか。

全長4480×全幅1975×全高1135。重量1650kg。エンジンはバンク角180度V型12気筒、排気量4850cc、最高速度300キロOVER、出力380ps・・よほどの車マニアであれば別ですが、殆どの人は聞くのに疲れてしまうでしょう。

フェラーリであれば多くの人が感じる印象「これカッコいいでしょう?」のひと言で充分通じるものです。また、できることや伝えたいことを、相手を見ずに一方的に伝えることも同じような意味かも知れません。伝えたいことが沢山あると余計に伝わりにくくなります。

例えが多すぎて響かないケースもあります。「これは、芸能人の〇〇さんも使っていて、〇〇学会認定で、〇〇先生も推薦している商品です。」こんな具合です。最後に自信をもって勧めれば良いのですが、相手の顔色を伺うので自信無さ気に見えてしまいます。言いたいことが上手く言えずに、回りくどい口調になってしまっては機会損失につながり悪循環に陥ってしまうわけです。

このような時ほど自然体で接して、相手の顔色を伺わないことです。そして伝えることは最小限にして自信をもって簡潔な言葉にすることです。これは多くのコトに当てはまるように思います。営業マンでも、セミナー講師でも、接客でも、合コンでも、デキルな人は「シンプルに伝えるのが上手」だと思います。

尾藤克之
Amazonプロフィール
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尾藤 克之
コラムニスト/経営コンサルタント

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