「地銀再編」加速の背景に何が

アゴラ編集部

ここのところ、地方銀行、地銀の周辺がザワついています。10月には、東京都民銀行と八千代銀行が一年越しの交渉の末に経営統合、11月4日には横浜銀行と東日本銀行が2016年の春にも経営統合か、とニュースになりました。また、7日には肥後銀行と鹿児島銀行が経営統合に向けて交渉を開始したことが明らかになっています。


少しさかのぼれば2012年9月、十六銀行と岐阜銀行が合併、また10月、きらやか銀行と仙台銀行が経営統合したことがうっすらと記憶に残る程度だったものが、ここへきて地銀の統合や再編が加速されてきた。いったい何が起きているのか、急激な状況変化がどうも不穏、というわけです。

金融庁は、ここ数年、全国の地銀へ経営統合や再編などを強く推奨してきました。これについては、今は好調安定で推移している地銀の経営も、少子化と産業の空洞化、過当競争などで将来的にはかなり危うい、という行政の予見が背景にあると言われています。

冒頭の東京都民銀行と八千代銀行の経営統合では、2013年3月末で預金量が約4.3兆円、貸出量約3.1兆円という都内最大の地銀が誕生することになりました。横浜銀行と東日本銀行が仮に経営統合した場合、福岡銀行などのグループを抜いて日本最大の地銀となり、さらにこのグループは関東近県の地銀を呑み込んでいくのでは、と取り沙汰されている。また、肥後銀行と鹿児島銀行の例で言えば、熊本県と鹿児島県の県内最大級の地銀同士が県を超えて統合するのは異例、と報道されています。

ここにきて地銀の統合や再編の事情が急変しているのは、前述のような金融庁の指導も大きいんだが、地銀にもかなり強い危機感があるのは確かでしょう。少子化は必ずやってくるし、日本経済も復活するとは限らない。ただ手をこまねいていては時機を失するでしょう。G型とL型で言えば、L型の金融機関再編、というわけで、まだ余裕あるうちに銀行同士の統合という根気とエネルギーの必要な経営変革へ動き、地域経済の中心というプレゼンスを確実に固めておきたい、という背景があるようです。

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地方銀行の再編成が加速?横浜銀行と東日本銀行が統合に向け最終調整


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アゴラ編集部:石田 雅彦