2015年「未年」は何かが始まる年

アゴラ編集部

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年次報告書のように、毎年必ず作成されるものってビジネス的には「おいしい」です。当方の友人の会社は、その年その年の干支にちなんだ商品を作っていて毎年12パターンを繰り返し出している。来年の干支は「羊」なので、縁起物の「羊の形をした石鹸」なんて贈答品もあります。


昨日の『タモリ倶楽部』では、天文ファン用や鉄道オタク向けなど、変わり種の手帳を紹介していました。これも手堅い商売で、あまり手直しが必要なく、毎年の固定ファンを見据えた売上げを予定できます。

干支といえば、なぜネコが入っていないのかとかなぜ丙午は人口が少ないのかとか、いろいろと逸話があります。ちなみに「干支」は「十干十二支(じっかんじゅうにし)」の2番目、5番目の文字を使ったもの。「甲子(きのえね)」から「癸亥(みずのとい)」まで60種あり、「還暦」というのは60歳のことですが、12掛ける5パターンの干支からきています。

来年2015(平成27)年の干支は「羊」で「未」ですが、60種類の中では32番目の「乙未(きのとひつじ)」になります。二回り前の120年前1985(明治28)年には、李氏朝鮮の王妃を日本人らが殺害した「乙未事変(いつびじへん)」が起きました。また、60年前の日本は高度成長期へ入る神武景気の時代です。

「未年」は何かが起きたり何かの予兆が出始める年だとされ、1931(昭和6)年には満州事変が起き、1979(昭和54)年には第2次オイルショックが起き、ウオークマン発売。2003(平成15)年には朝青龍が第68代横綱に昇進してモンゴル人初の横綱誕生と話題になり、衆院選挙では自公を中心にした与党が絶対安定多数を維持したものの民主党も177議席と躍進し、その後の二大政党制への足がかりになった年でもありました。さて、来年はいったいどんなことが始まるんでしょうか。

自堕落日記
干支


公衆Wi-Fiのメリットとデメリットのハナシ
タブロイド
日本は先進国の中でも公共の無料無線LANシステムが整備されていなかった国です。しかし、さすがにここにきてあちこちで同サービスが提供されるようになっている。ただ、この記事でも書かれているように、けっして速度が速いわけでもなく、セキュリティの不安もあるようです。このあたりは、そのうち改善されるんだと思います。ポケットWi-Fiを多用している当方も、そろそろ解約を視野に入れる頃合いなのかもしれません。

人口動向も含めた正規・非正規就業者数などの詳細をグラフ化してみる(2014年)
Garbage News.com
自民党は、雇用者が増え、失業率も下がっている、と訴えています。しかし、団塊の世代が大量に第一戦から離脱しつつあるわけで、これが影響しているのは確か。自公政権の政策の結果、というわけではないでしょう。2013年からの円安や株高も2012年後半の民主党政権時代からその傾向があったわけで、金融緩和政策が後押ししたとしても予定調和的な現象とみることもできる。政治家や政党は自らの手柄をことさら声高に吹聴するわけで、安倍首相が「運がいい」というのはあるとしても、この記事で分析されているグラフをみると、上記のことがなんとなくわかるような気がします。

首都圏の鉄道運行情報がひと目で分かるサイト「Trainow」
lifehacker
大都市圏ではどこも通勤路線が延長され、東京周辺でも埼玉の小手先あたりから神奈川の元町中華街までや千葉から横須賀まで延伸されたりする路線が増えています。2015年の春には上野始発の常磐線などが神奈川へ直結する。路線が長くなると遠方の事故などが無関係の地域へ波及するようになります。埼玉の奥地で信号故障が起きると横浜の端っこに影響したり、大宮で起きた人身事故で大船の通勤客の足が乱れたりする。とりわけ京浜東北線はよくダイヤが乱れ、けっこうな頻度で電車が停まったり遅れたりします。この記事で紹介している「Trainow」というサイトは運行情報をTwitterを利用して照会できるようになっていて便利です。

In Public Q&A, Zuckerberg Says Facebook Wants Diverse Expression But Won’t Launch A Dislike Button
TechCrunch
Facebookのマーク・ザッカーバーグが、公開でユーザーとのQ&Aに臨んだようです。多様な表現を求めているけれど「嫌いボタン」を設置するつもりはないらしい。中には「好きなピザのトッピングは?」という質問もあり、ザッカーバーグは「フライドチキン」と答えています。ピザにフライドチキン? けっこうカロリー高そうだな。また、Facebook上にも「Q&A with Mark」というページがあります。
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アゴラ編集部:石田 雅彦