女性は食えない仕事で起業独立しない方がいい

2015年02月16日 21:58

仕事柄、フリーランスでやっているといろいろなところの会に呼ばれます。「○○というビジネス団体に入りませんか?」と知人から誘われたり「異業種交流会に来てください」と誘われたり「講演会があるのでどうですか?」「出版記念パーティーがあるのでどうですか?」などという誘いは多いです。

時間に余裕がある時は出席することもありますが、こういう会の中には独立したての人たちを食い物にしようと虎視眈々と狙っている異業種交流会やビジネス団体もあります。そういった人たちは女性を主に狙うようです。もし食えない仕事なら女性は独立を考えなおしたほうがいいでしょう。こういった団体に食い物にされる恐れがあります。


ウェブコンサルティングを行ってきて、女性がお一人でやられている仕事で相談を受けたことは幾つもあります。しかしそのほとんどがうまくいっていません。月に2,3万円の小遣い程度の売上があればいいというようなものが多く、食っていくには程遠い売上しかあげられていません。ですので私のウェブコンサルティングを受けたいけど資金的に出来ないという方は多いですし、ホームページを作りたくても3万円しか出せないという人も多くいます。

そんな食っていけない状況でもやっていけるのは秘密があります。それは多くの人が主婦だったり、実家住まいだったりすることが大きな要因です。かく言う私もフリーターレベルで食っていき、一人暮らしができる様になるまでは実家住まいではありました。しかし私は男ですしいつまでも実家に甘えるわけにも行きませんから、食うための仕事をやってなんとか食えるようになりました。今も食うためにやらなければならない仕事は多いです。

女性の場合は実家ぐらしで独立、という人はそこまで多くはありません。どちらかと言うと結婚をして仕事を一度やめて、そこから独立をするという人が多いようです。子どもが小学生を超えたとか、手を離れているからということで起業独立を考えたという人が多いようです。夫の収入があるので食っていくには困らないというような女性が多いようです。

時間が空いた女性はパートに出る事が多いですが、パートは単純労働が多いのでやりがいはあまりありません。レジ打ちや品出し、お弁当作りなどで満足出来る人はいいでしょう。しかしそういった仕事よりももっと稼ぎたい、もっと輝いた人生を送りたいと思う人はいます。そういう現状に不満がある女性たちに手を差し伸べてくるのが、起業独立をしようと言うビジネス団体だったりします。

そのいい例がネットワークビジネスやFXです。ネットワークビジネスでたくさん販売していければ、それで儲かってパートよりもいい収入を得られる、FXでミセス・ワタナベになることが出来るというように甘い誘惑を投げかけてきます。しかし実際にそれで成功できる人はほんの一握りで、99%の人たちは起業独立でお金持ちになることは出来ず、他人に搾取されることになります。

また最近ではやりがい搾取という言葉もあり、起業独立をして輝かしい人生を歩みたいと言っている女性に対して、最低賃金を下回るような仕事でやりがいを与えるというようなものも存在します。ビジネスモデルとして多いのは「一緒に仕事をやりませんか?」と言ってその企業・団体に登録してもらいます。そしてその団体が仕事をとってきてアサインするのですが、その仕事をするためには特殊な研修や資格が必要になり、それをとるために数万円のお金がかかるというものです。

そうしてお金を払って資格をとっても、実際には仕事は数えるほどしか無いか、仕事をしたとしても出来高制なので結果的に最低時給を下回るような状況になってしまうそうです。パートナー契約ですから雇用契約ではなく、時給が低くても違法にはなりません。結果そういう女性たちは「こんなはずじゃなかった…」といってショックを受け、やりがいをなくしていくと言います。

私もいろいろな人のプレゼンやビジネスモデルを聞くことがありますが「これは食えるようにはならないな…」というものがたくさんあります。その時「食えなくなっても必死になってアルバイトをしてでも、しがみついてその仕事を成功させたい」という人は応援しますし、きっと成功するでしょう。しかし「成功しなくても食えるから大丈夫」という人で成功するような人はほぼ私は見たことがありません。たいてい女性経営者で成功している人たちは退路がなかった人達が多いと私は感じています。

決して起業独立することがいけないとはいいませんが、その仕事で食って行きたい、それまでは若手芸人のような生活をしてもいい、と思えない限りは独立しないほうがいいでしょう。特に女性はこういったビジネスグループや団体、異業種交流会に狙われていますので、一度考えなおすことをおすすめします。

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松本 孝行
株式会社セカンドチャンス 代表取締役

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