人生最高に幸せな時

北尾 吉孝

昨日、『「選択と集中」を掲げ更なる成長を目指すSBIホールディングスをけん引する北尾吉孝の戦略の全容に迫る!』ということで、私が出演したテレビ番組「賢者の選択」がBS12TwellVで放映されました。


此の番組が終わって直ぐに、卒寿(90歳)を迎えた母親から電話がありました。母は、「こんなに立派な人物になってくれて、もう思い残すことは何もない。いつ死んでもいい。ありがとう。パパが見たらどんなに喜んだか」と、涙ながらに言ってきました。之は、小生の今日までの人生の中で最も嬉しい言葉となりました。

何をしているかを伝えるべく、小生が出ている雑誌・新聞等の記事は何時も母親に送っていました。そして母はその全てを丹念に読んでいたわけですが、今回テレビの番組で直接的社会貢献として、5年程前に公益財団法人に移行したSBI子ども希望財団や私の個人的な寄付で埼玉県嵐山町に07年に設立した社会福祉法人慈徳院(こどもの心のケアハウス嵐山学園)という情短施設(情緒障害児短期治療施設)が取り上げられ、そうした余りこれまで新聞や雑誌に触れられていなかった小生の活動が何よりも嬉しかったようです。

『孝経』の中に、「身體髪膚(しんたいはっぷ)、之れを父母に受く、敢へて毀傷(きしょう)せざるは、孝の始なり。身を立て道を行なひ、名を後世に揚げ、以て父母を顕す、孝の終なり」という言葉があります。之は、「そもそも我が身体、髪、皮膚、ありとあらゆるものは、父母より受けたるものである。これを一時の惑いに失うこと無く、その生を尽くして全うするは、孝の始めである。身を修めて道を行ない、名を後世に揚げて敬せらるに至る、このようにして父母を顕し先祖を讃えるに至らしめるは、孝の成就である」という意味です。

母親が生きている時にそのように母が思ってくれたということが、私にとっては最高の幸せでありました。今後も両親から学んだ世のため人のためを忘れずに、生ある限り全力投球をして行き、より社会貢献できるよう尽力して行く所存です。最後に、当該番組を作ってくださった株式会社矢動丸プロジェクト 代表取締役の前田高明さん、並びにキャスターの諸星裕さん及び白石みきさんに心より感謝申し上げたいと思います。

参考
※1:【賢者の選択】♯99 SBIホールディングス(株)【2/22予告】 – YouTube
※2:【賢者の選択】今後の放映スケジュール
15年2月23日(月)20:00~20:55 (サンテレビ)
15年3月1日(日)12:00~12:55 (日経CNBC)

BLOG:北尾吉孝日記
Twitter:北尾吉孝 (@yoshitaka_kitao)
facebook:北尾吉孝(SBIホールディングス)