抜け毛は突然やってくる!?

2015年03月02日 10:24
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「最後に読む育毛の本」(久田篤,佐野正弥/みらいパブリッシング)の著者である久田篤氏(以下、久田)は育毛のスペシャリストである。今回は育毛のメカニズムや対応方法について聞いてみた。


●自分にあった育毛方法が必要

—薄毛の前兆はどのように察知すれば良いのでしょうか?

久田 薄毛は前触れもなくやってきて、気がつくと薄毛の支配下に置かれたパターンが多くなります。ただ本当は、突然、薄毛になるのではなく予兆に気がつかないだけなのです。いつ発症するか分からない薄毛は、病気であるという専門家もいます。しかし生死には関わらないからか病気とは認定されにくく保険も適用されません。これは世界各国の保険でも同じ扱いです。

まず薄毛を自覚し始めると、ヘアスタイルで隠そうとするようになります。身近な人から薄毛を指摘されるようになるとショックを受けることになります。抜け毛のケアは早ければ早いほど選択肢が広がります。そして症状に応じてご自身に最も合った頭皮ケアと薄毛対策を実践することが大切なのです。

—薄毛に陥った際、やってはいけないことがあれば教えてください。

久田 メディアを見渡すと「薄毛は皮脂が原因」と主張するサロンが存在します。ですが皮脂を過剰に落とし過ぎると一層補うために皮脂を分泌してしまいます。念入りなシャンプーは返って過剰皮脂の原因になるのです。もし育毛サロンで次のように言われたら注意してください。
「抜け毛の原因は皮脂なのです。」
「皮脂をすべてキレイに取り除いてください。」

きっとマイクロスコープで頭皮の毛穴を見せられるでしょう。毛穴に皮脂が詰まっていることが確認できるはずです。ヘッドスパなどで皮脂を取り除くと次のように言われるでしょう。
「皮脂をゴッソリ取り除いた後は、育毛剤が浸透しやすくなります。毛細血管が赤くなっていますね。これは血行が良くなった証拠です。」
血行がよくなる?とんでもない。頭皮が炎症を起こしているだけです。

●シャンプーに対する誤った知識も問題

久田 シリコンシャンプー、ノンシリコンシャンプーという言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。シリコンは髪の毛のキューティクルに付着してコーティングする作用があります。シリコンでコーティングした後のシャンプーはツヤがあり手触りも抜群です。ですが、髪の毛を補修して保湿する効果はありません。これらの商品を販売するメーカーは「シリコンは身体に悪い」というイメージを増長させて、ことさらノンシリコンを推奨しています。
ノンシリコンシャンプーは髪の毛に優しいといわれています。ですが、ノンシリコンシャンプーにも騙されてはいけません。ノンシリコンであっても他の成分が髪の毛に悪い影響を与える場合があるからです。

無添加や育毛シャンプーという表示も要注意です。無添加は自社規格で無添加としている場合が多いため、髪の毛にまったく優しくない場合が少なくありません。育毛シャンプーも成分を調べたら、家庭用洗剤やボディソープと変わらないものも少なくありません。良く売れるシャンプーと髪の毛に良いシャンプーは異なるのです。抜け毛のメカニズムや、シャンプーの実態を知ることで、ご自身に合った育毛方法を見つけるようにしてください。

—ありがとうございました。

尾藤克之/ジャーナリスト、経営コンサルタント
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尾藤 克之
コラムニスト/経営コンサルタント

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