2015年版最も働きやすい米100社、4冠を果たした企業は --- 安田 佐和子

2015年03月06日 15:13

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フォーチュン誌が、「最も働きやすいアメリカ企業100選」2015年版を発表しました。


気になる1位はといいますと、やっぱりグーグルです。4年連続、6回目の首位に輝きました。映画「インターンシップ(The Internship)」で印象づけたようにオフィス内が遊び心満載な上、社内のカフェテリアが全品無料だなんてありがたいこと限りなし。オープンな社風は上層部との会話もスムーズにさせ、社内にリラクゼーション施設もあって居心地は抜群でしょう。今年の「従業員が選ぶ、働きたい企業」ランキングでも、堂々の1位を飾っていました。

会社格付けサイトのグレートレーティッドでは「社員意識が高い」でイエスとの回答が98%と突出して高かったほか、「チャレンジしがいがある」をはじめ「社内の雰囲気が良好」、「報酬が良い」も97%。前年の99%から低下したとはいえ、その水準には目を見張ります。「上司が素晴らしい」も前年の98%を下回り95%だったものの、他企業と比べ断然高い。ボランティア活動5時間につき50ドル(6000円)支払う制度に加え、男女とも育児休暇も12週間と米企業にしては充実しているのも魅力です。

勤務中であることを忘れさせてくれる空間は、まさに理想的。
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(出所:Home designing)

以下は、ベスト10企業のランキングでございます。前回の結果は、こちらをご覧下さい。

1位 グーグル(カリフォルニア州、ネット検索)、前回も1位
2014年の正社員採用数4514人 年間売上高 555億ドル

2位 ザ・ボストン・コンサルティング・グループ(マサチューセッツ州、コンサルティング)、前回は3位
2014年の正社員採用数151人 年間売上高 39億ドル
→高賃金なだけでなく、社会貢献向け休暇が最大12ヵ月という特典がございます。

3位 アキュイティ(ウィスコンシン州、金融・保険)、前回は圏外
2014年の正社員採用数129人 年間売上高 11億ドル
→病欠休暇に上限を設けず、社員を大事にしてくれます。

4位 SAS(ノースキャロライナ州、ソフトウェア)、前回は2位
2014年の正社員採用数193人 年間売上高31億ドル
→子供用施設やフィットネス・センターを完備し、社員の生活・健康を支えます。

5位 ロバート・W・ベアード(ウィスコンシン州、投資銀行)、前回9位
2014年の正社員採用数121人 年間売上高 11億ドル
→会社に嫌な奴(英語で言うビッチ、アスホールというやつですね)を存在させないというのが、CEOが定めるルールだそうです。

6位 エドワード・ジョーンズ(ミズーリ州、金融サービス)、前回4位
2014年の正社員は263人の減少 年間売上高 57億ドル
→社内トレーニングも充実し、まとまりのある社風が人気です。

7位 ウェグマンズ・フード・マーケッツ(ニューヨーク州、食品スーパー)、前回12位
2014年の正社員採用数182人 年間売上高 71億ドル
→コンシューマー・レポートも、全米1位の食品スーパーと太鼓判を押します。

8位 セールスフォース(カリフォルニア州、クラウド・コンピューティング)前回7位
2014年の正社員採用数3284人 年間売上高 54億ドル
→お小遣い5000ドル(60万円)付きファーストクラス航空券をプレゼントしてくれる会社は、そうそうありません。

9位 ジェネンテック(カリフォルニア州、バイオ製薬)、前回6位
2014年の正社員採用数885人 年間売上高 163億ドル
→会社全体でエイプリルフールを楽しむ余裕は、さすがです。

10位 カムデン・プロパティ・トラスト(テキサス州、不動産信託)、前回11位
2014年の正社員は73人の減少 年間売上高 8億1300万ドル
→社内でハッピー・アワーや出産前祝いパーティーを催すほど、一体感があります。

今年の新顔は、なんといっても3位に急浮上したアキュイティ。奨学金支払いや病欠休暇年金に制限を設けず、401Kでは四半期ごとに積み立ての8%を支払ってくれるとあって離職率はたったの1%だといいます。グレートレーティッドでも、「社内の雰囲気が良好」が98%だったほか、「報酬が良い」をはじめ「挑戦しがいがある」、「社員意識が高い」が97%でした。勤続年数は2年以下が最も多く23.2%と、グーグルの36.7%と比較すると圧倒的に低い。アキュイティでは20年以上も17.6%と、約2割にのぼります。

社員の99%が正社員で、男女比率は46%対54%で女性がやや多し。
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(出所:Greatrated)

フォーチュン誌は「最も働きやすい企業100」ランキング発表18年目にして、今年初めて「女性が最も働きやすい企業10」を発表しました。第1回の栄えあるトップ10は、以下の通り。

1位 メリディアン・ヘルス(医療サービス)
2位 チルドレンズ・ヘルスケア・オブ・アトランタ(医療サービス)
3位 パーキンスCOIE(法律事務所)
4位 アルストン・アンド・バード (法律事務所)
5位 ノボ・ノルディスク(製薬会社)
6位 バプティスト・ヘルス・サウスフロリダ(医療サービス)
7位 アトランティック・ヘルスケア(医療サービス)
8位 スクリップス・ヘルス(医療サービス)
9位 ノードストローム(百貨店)
10位 ウェルスター・ヘルス・システムズ(医療サービス)

女性が管理職に占める割合が高く男性との賃金格差が低い企業ランキングは、ご覧の通り医療サービス関連が占めました。看護職といえば女性が多いというのも、理由のひとつ。医療の最前線に立つだけに、健康面でも女性が働きやすい環境を整えているのでしょう。

(カバー写真 : Patrick Nouhailler/Flickr)


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2015年3月5日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。


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