日本も中国主導のアジア開発銀行へ参加すべきか

2015年03月31日 15:56

新開発銀行(New Development Bank BRICS、NDB BRICS)を設立し、新興国や発展途上国がイニシアティブをとって国際金融や通貨基金などを行っていこう、という流れは、去年2014年7月にブラジルで開催された新興5カ国(BRICS、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)首脳会議で決定されたものです。


これまでは、米国と日本などの主導で国際的な金融システムが構築されてきました。国際金融については世界銀行(World Bank、WB)や世界通貨基金(International Monetary Fund、IMF)が、また発展途上国などへの開発援助はアジア開発銀行(Asian Development Bank、ADB)などにより行われてきた。これら金融機関への出資額は、米国や日本が飛び抜けて多いわけです。

BRICSの動きは米国主導の国際金融秩序に対抗するもので、この新開発銀行の資本金は500億ドル、BRICSの5ヵ国が平等に分担しています。発展途上国を中心にして、こうしたIMFやADBなどの働きには不満があるようです。アジアの金融危機などでの対応で不信感が醸成された、とも言われている。

こうしたムードを背景にしているのか、中国は米国への対抗心を顕わにし、発展途上国の支持を取り付けようとしています。また、新開発銀行に加えてアジアインフラ投資銀行(Asian Infrastructure Investment Bank、AIIB)を主導して設立し、これに英国やドイツ、フランス、イタリアなどEU主要各国やスイスなどが続々と参加表明をして話題になっている。これに日本が参加するかどうか、各メディアや識者などの間で議論が起きています。

表題の記事では、日本が当面はAIIBへ参加する予定はないものの、もしかすると数カ月以内に参加する可能性がある、と書いています。ただ、その後、手を引くかもしれないらしい。中国が主導することで、AIIBの「透明性」が不安視されているのも事実。政治的な道具として利用するのでは、という危惧もあります。

ロシアも中国中心の国際金融システムに対して牽制しています。米国との関係とこれまでの投資額とバランスをとりつつ、発展途上国への印象操作やAIIBへの発言力を考え、日本もうまく対応していかなければならないでしょう。

ZEROHEDGE
Japan “Wakes Up,” Joins China-led Development Bank (And Then Backs Out)


World’s largest aircraft looking for investors to give it liftoff
the guardian
従来の旅客機の五倍、一週間ほど続けて飛行可能な飛行船が、投資家を募集している、という記事です。飛行船という移動手段は、かなり昔から考案されてきた技術ですが、1937年のドイツが作ったヒンデンブルク号の火災炎上の映像が衝撃的だったためか、ずっとネガティブなものとしてあまり進化発展してきませんでした。この記事では、新たな巨大飛行船プロジェクトがスタートし、すでに船体は完成し、その後の開発資金を募集している、と書いています。いかがでしょうか。
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Airlander10のHPより。

Watch: Colorblind people react to seeing colors for the first time
BGR
我々の五感は、個人的なものです。他者がいったいどんなモノを見たり音を聞いたり匂いを嗅いだりしているのか、正確には絶対にわかりません。共有する感覚を推測しているだけです。この記事では、色盲の人たちに色彩のスペクトラムを網膜へ届けるメガネを紹介しています。世界には約3億人の色盲の人がいるらしい。このメガネを初めてかけ、色の着いた世界を実感した色盲の人たちの感動の声が動画に写しだされています。
Valspar Color For The Colorblind

ロシアとアメリカを結ぶ新幹線、実現なるか?
GIZMODO日本版
もともと帝政ロシアの領土だったアラスカは、1867年10月18日にロシアから米国へ売却され、所有権が移行しました。売却価格は当時の日本円で約720万円だったらしい。この記事によれば、ロシア側からユーラシア大陸と北米大陸を結ぶ道路計画の打診があった、とのことです。シベリア鉄道もアラスカ経由でロサンゼルスにつながるんでしょうか。

Antibiotic-Resistant Bacteria Are No Match For Medieval Potion
Href=”http://www.popsci.com/ancient-medical-remedy-works-against-modern-resistant-bacteria”
Target=”_blank”>POPULAR SCIENCE
中世の医学、というと錬金術的でトンデモなシロモノのような気がしますが、この記事によれば魔女の釜で煮たような薬が現代の抗生物質耐性菌に有効 に作用することもあるようです。二種類のニンニクとニラ、ワイン、牛の胆嚢から取った胆汁を心中の器に入れ、9日間、放置してから漉す、というもの。眼病治療に使った軟膏のようなものですが、なぜか目の組織を攻撃する耐性菌を殺菌してしまうんだそうです。漢方薬もそうですが、こうした古い治療法は長年の経験則の蓄積でふるいに掛けられて残ったものが多い。示唆に富む話ではあります。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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