イルカ類が米海軍に勝訴

2015年04月09日 11:55

ハワイのオワフ島、北東岸にカネオヘ湾という入り江があります。湾内に「Moku O Loe(Coconuts)島」という小島が浮かんでいますが、そこにハワイ大学の海洋研究機関「HIMB(Hawaii Institute of Marine Biology)」がある。この研究所は以前、米海軍の管轄で小型鯨類、イルカやゴンドウなどを使った生物兵器を開発していたところです。


東西冷戦期には米国でも旧ソ連でもイルカに爆薬を背負わせて敵艦を攻撃したり、潜入する敵側のダイバーを撃退する訓練をしてきました。旧ソ連では水中出産による一種の「海棲人類」を作り出すプロジェクトも進められていたらしい。もともと旧ソ連では黒海などで水中出産が行われていたので、ホモ・ドルフィネス(イルカ人間)の発想も出てきやすかったのかもしれません。

前述のHIMB研究所では、小型鯨類であるゴンドウのソナー能力を調べていました。数キロ先の二つの物質がどれだけ離れているか、という研究では、数センチ単位で識別できたそうです。イルカ類の脳は、右脳と左脳が統合された「メロンブレイン」で人間がとらえている世界とは違った空間に生きているらしい。この脳から発信された音波が、脳の前方にある脂質の塊りで増幅したり焦点を合わせたりし、遠方の物質を詳細に識別することが可能になっているようです。

表題の記事では、米海軍のソナーや演習による爆破が海洋生物にどれだけ影響を与えるか、という司法判決が出て海洋ほ乳類の保護を訴えた側が勝訴した、と紹介しています。鯨類が沿岸の浅瀬に集団で乗り上げ、死んでしまう、という行為が話題になったりしますが、その原因の一つに潜水艦のソナーなどが影響しているのでは、という学説もある。

前述したようなイルカ類を軍事的に使う研究は、すでに行われていません。ホモ・ドルフィネスもSF世界のものとなっている。今回の司法判断も、今後の米海軍の作戦行動や戦術などを変えるんでしょうか。
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ヒレナガゴンドウ Globicephala melas:License: Public domain

VISION
Marine Mammals Win Against U.S. Military


カール・ラガーフェルドの愛猫、昨年3億5000万円超を稼いでいた。
VOGUE
メスのシャム猫シュペットが、という記事です。うちの猫はまったく金を稼いでこない。シュペットには二人のメイドがかしづき、ゴージャスな生活をおくっています。もともとはラガーフェルド氏の友人の猫だったそうで、それを譲り受けたため、彼女の猫人生が激変した、というわけ。シンデレラストーリーみたいなもんです。
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V Magazineに掲載されたシュペット。普通の猫でもカール・ラガーフェルドの愛猫となると「絵になる」んでしょうか

NSA Has a Special Room to Find Terrorist Memos Hidden in Porn
GIZMODO
「スノーデン事件」でも有名になった米国の国家安全保障局(NSA、National Security Agency)ですが、その内局には一日中ポルノ画像や動画を眺めたり、残虐なグロ映像を眺めたりする仕事があるそうです。ポルノ画像には暗号が仕込まれてテロ組織間の連絡に使われることがあるそうですが、よほどの変質者でない限り、一日中こんなのを見なきゃならない、というのは一種の拷問です。

Les jeunes du Groenland tentes par l’emigration au Danemark
LEXPRESS
メルカトル図法の世界地図では極地の面積が大きくなります。北極や南極が極端に大きくなるので、ロシアやカナダなどの領土が実際より大きい錯覚に陥りがちです。極地にある世界最大の島、グリーンランドはデンマークの旧植民地で現在は自治政府が置かれていますが、デンマーク王国の一部。この島もメルカトル図法では大きく見えますが、実際の面積は216万6000平方kmに過ぎません。とはいえ、この面積は地中海より少し小さい程度でインドネシア一国の面積より大きい。この記事ではグリーンランドの若者たちが故郷を離れ、デンマーク本土へ移住する傾向が強くなっている、と書いています。同地域の人口は5万6000人ほど。ご多分に漏れず独立運動が起き、昨今の温暖化により極地の氷が溶け、これまで困難だった地下資源の開発が進むようです。

US Police Kill More Civilians In March Than UK Police Killed In 100 Years
ZEROHEDGE
「自由の国」米国で警察官による民間人の殺害事件が多発している、という記事です。20世紀の100年間に英国で警察官による殺人数の倍ほどが、米国では3月の1ヶ月間で殺されているらしい。その数111人。中国ではどうか、と言えば2014年の一年間で12人だそうですが、この数はちょっと不審。米国での数にしてもにわかには信じがたいです。いずれにせよ、最近の米国では何かが起きているようです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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