誰に入れたらいいかわからない人に、3分でわかる投票先の選び方

2015年04月10日 19:30

東京都内はまだまだ静かなものですが(4月19日スタートなので)、都道府県議会選挙・政令指定都市地方議員選挙は4月12日(日)が投票日となっております。
皆さん、投票にはゼッタイ行きましょう!!


…というと、多くの方から

「国政ですらアレなのに、地方議員なんて一人も知らない
「誰に入れたらいいか、本当にサッパリわからない

というお声を多くの方からいただいきます。

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※写真は公営掲示板のイメージです

これに対する正しい答えは

「各候補者のホームページや市政報告などを見比べてみてください」
「選挙公報を読んで、選挙期間中は街頭の訴えに耳を傾けて…」

というものなんでしょうけれど、残念ですが、残念ですがわかってます。
多くの有権者の方々には、そんな時間も強い意思もないということを…
(これは普段から政治を身近に届けていない、わたしたち政治家の責任でもあります)

こういうことを現職が言ってはいけないと思うのですが、

「見比べて勉強して、シッカリした人に投票してくださいね!」

と教科書的なことしか伝えられずに、結局はよくわからないまま投票を放棄されてしまっては、それこそまったく意味がありません。

そこで今日は、投票には行こうかなーと思ってるけど何か一つくらい拠り所が欲しいという方に、ある基準をお示ししたいと思います。

まずもって今日のお話しの対象となるのは、

・現状の政治や市政・区政にはもやもやとした不満がある
・なんとなくだけど、変わらなければならないと思っている

という方々です。
現状になんら不満がない、地方議会はこのままでオールOK!
という方は、掲示板を見て一番有名そうな方に入れると思います。

またもちろん、しっかりした議員さんを知っている、応援している新人がいる、実績がわかっている現職がいるという方は、そちらに投票しますよね。

それでは、「何かを変えたい」と思っているけど投票先が決まらない皆さまは、投票箱に向かう前に以下の3つの視点で掲示板を眺めてみてください。

1.男性か女性なら、女性の候補を選ぶ

現在、地方議会に占める女性議員の割合は、わずか1割強と言われています。
「現状を変えたい!」ということであれば、女性の比率を増やしていくことはその近道です。

先日の私のブログでもご紹介させていただいた通り、女性議員が多い地方議会ほど活発であるという興味深いデータもあります。

【メモ】議員平均年齢若いほど、女性議員が多いほど、政策立案・条例可決が活発なことが判明!
http://otokitashun.com/blog/memo/6723/

議会の雰囲気を手っ取り早く変えていくためにも男性より女性候補者を選ぶ方が、その可能性は高そうです。

2.現職か新人なら、新人を選ぶ

当然のことながら、現職には実績があります。
もしあなたがその議員を知らないとすれば、完全な実績不足とも言えるわけです。

加えて、議員の任期は4年間。
新入社員も立派な中堅社員へと成長するくらいの時間です。

一期目に目新しい活動や改革ができなかった議員が、二期目に突如として急成長をして新たな取り組みをスタートする可能性は、残念ながら低いといえるでしょう。

その点新人は、実績がないぶん完全な「未知数」ですが、変革を起こせる蓋然性は現職より高いと言えます。

新人ならではの視線・感覚・発見は非常に重要です。
経験も確かに大事ですが、安定した行政運営をするだけならば、それこそ公務員にすべてを任せておけばいいのです。

政治家に求められる能力は、問題発見力と問題解決能力。
前者についてはやはり、曇りなき目を持っている新人にこそできるというものです。

3.上記が同じ条件なら、より年齢が若い方を選ぶ

女性かつ新人が複数いるなら、もしくは逆に女性も新人もいないという状況なら、一番若い人を選んでおくのがベターです。

若いということは、もっとも変化の可能性があるということです。
上記リンクで紹介したデータでも、平均年齢が若い議会ほど活動が活発である点が示されています。

また地方自治体によっては、平均年齢が60歳を超えている議会が散見されます。
東京都議会の平均年齢は2013年時点で53歳でしたから、今年で55歳ということになります。

「若者が減る社会は危険なほど革新的でなくなり、技術や豊かさ、知識や芸術面でも遅れを取る」
(英国王立委員会報告/1949)

若者人口が多い国家はエネルギッシュで改革的である反面、不安定で暴力的になる傾向などは人口学・政治学上でも指摘されているところです。
議会でもある程度、同じ力学は働くでしょう。

不安定ということは、それだけ変革へのチャンスが多いとも言えます。
停滞した議会を活性化させるもっとも単純な方法はやはり、多くの気鋭の若者を送り出すことなのです。

冒頭の繰り返しになりますがもちろん、各候補者の政策や人となりを比べて投票することがベストです。

しかしながら、何がなんだかわからないから投票に行かなかった、友達に頼まれた人に投票してしまった…という結果になるよりは、

1.男性か女性なら、女性の候補を選ぶ
2.現職か新人なら、新人を選ぶ
3.上記が同じ条件なら、より年齢が若い方を選ぶ

以上の観点で、掲示板や選挙公報を眺め、ぜひ投票してみてください。
貴方の街の議会にも、次の4年間で少しだけ変化が訪れるかもしれません。

それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

twitter @otokita
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おときた 駿
東京都議会議員(北区選出、無所属)

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