人類は「第6の大量絶滅」を乗り越えられるか

2015年06月24日 09:43

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恐竜がなぜ絶滅したのかには諸説ある。最も有力で有名なのが、巨大隕石の衝突によるものだ。実際、白亜紀の末期にメキシコのユカタン半島に巨大隕石が落ちたクレーターが残されている。隕石説を裏付けるのは、地球上に残されたK/T層という地層で、ここにはイリジウムが高濃度に存在する。地球表面にイリジウムは稀少なため、この層が隕石由来でできた証拠なのでは、というわけだ。

しかし、イリジウムは地球内部にはある程度存在する。隕石由来だけでは確証とはならない。そのため、地球内部のマントルが長周期で大規模に地表へ噴出したことが恐竜絶滅を引き起こした、という学説も有力だ。マントルの下層にはプリュームという溶岩の巨大な塊りがあり、それが地表へ吹き出てきて世界中で火山が噴火し、地球の環境を激変させる、というわけだ。

地球には過去何度か大量絶滅が起きている。三畳紀からジュラ紀にかけての大絶滅の原因が、まさにこのプリュームの噴出だった。先日、小笠原沖でかなり深い深度で強い地震が発生したが、ネット上ではプリュームの前兆か、という話題も出ていた。

表題のリリースは米国スタンフォード大学のもので、同大の研究者が、現在の地球上ではかなりの生物種が絶滅しているので、これは第6の大量絶滅にほかならない、と唱えている。つまり、隕石でも火山でもなく人類の存在が原因で大量絶滅が起きている、というわけだ。大量絶滅の原因には諸説ある。その中には、生態系に支配的な生物種が大量に繁殖したため、環境を破壊した結果、ほかの種も絶滅した、というものもある。

たとえば、恐竜が多くなり過ぎたため、生態系がバランスをとった、という説だ。こうした見方からすれば、人類も十分に大量絶滅の「容疑者」になり得る。果たして人類は、自らのエゴのためにほかの生物種を絶滅させた後、自らも滅びる道を選ぶのだろうか。現状の世界を眺めると、人類が協力してこの難局を乗り越えられるかどうかは大いに疑問だ。

Stanford News
Stanford researcher declares that the sixth mass extinction is here


「ネットが発明されなかったら、あの起業家はこうなっていた」“オールスター”出演動画
WIRED.jp
なかなか興味深い紹介記事だ。「ハフィントン・ポスト」創業者アリアナ・ハフィントンやAOLの共同創設者スティーヴ・ケースといったモノホンが出演し、味わい深い演技をしてくれている。それにしても今、当方も使っているインターネットブラウザのWWW(World Wide Web)を発明したティム・バーナーズ=リー(Timothy John Berners-Lee)という人には感謝してもしつくせない。当方が最初にWWWへ接続したのは1994年のことだったが、ネスケから最初に出てきた画像はユダヤ教の年老いたラビだった。
The World Wide What?

Napoléon á Waterloo: la naissance d’un mythe
L’EXPRESS STYLES
エルバ島に流されたナポレオン・ボナパルトが皇帝の座に返り咲いたのが、1815年のことだ。対仏包囲網を引くアンシャンレジーム連合軍は、ナポレオン率いるフランス軍を撃破しようと1815年6月18日に北フランス国境付近で激突する。これがワーテルローの戦い(Bataille de Waterloo)だ。3日間の激闘の末、ナポレオン軍は大敗。連合軍はルイ18世を復位させ、ナポレオンは退位してセントヘレナ島へ流される。いわゆるナポレオンの「百日天下」だが、この記事では英国でもナポレオンの人気が高く、彼をどう処遇するか決めかね、最終的に再度、島流しにした経緯が紹介されている。実際、セントヘレナ島のナポレオンには毒殺説があり、彼が捲土重来してアンシャンレジームの危険分子になることを当時のヨーロッパ諸王国はかなり恐れていたようだ。

HDD大容量化による「RAIDの限界」を解決するイレージャーコーディング
TechTarget Japan
ハードディスクなどの記憶媒体のデータを保護するRAID(A Case for Redundant Array of Inexpensive Disks)について書いている記事だ。媒体の大容量化につれ、RAIDの技術も進化してきたが、そろそろそれももう限界、と書いているが、次なる解決策は? というもの。この続きは有料版のようだが、ようするにデータを複数のフラグメントに分割し、再構成可能な情報を加えて複数の記憶媒体へ記録する、という技術だ。ハードディスクが出現したのが1955年。当時は直径約61センチの容量数百バイトのものだった。それが今では最大1パーティションあたり2テラバイト(テビバイト)の「壁」を超えるような巨大な情報量を記憶できるようになっている。ただ、まだ2テラバイトを超えるディスクは、起動ディスクとして使えないらしい。いずれにせよ、大容量化に対応できる安定したデータ保護技術の開発が急務ということだ。

The ‘Paleo Diet’ Only Makes Sense If You Don’t Understand Human Evolution
ALTERNET
この「Paleo」というのは旧石器時代(Paleolithicera)のことだ。つまり、パレオダイエットは、旧石器時代の祖先のような食生活でダイエットする、という意味。我々が「飽食の時代」に入ったのは、せいぜいここ数百年のことだが、それ以前のほとんどの人間は食うや食わずの飢餓状態にさらされていた。生活習慣病は飢餓状態に慣れていた我々の生理が、ごく短い間に激変した食糧事情についていけないことから生じる。この記事で紹介されているnatureによれば、それでも我々の遺伝子は農耕酪農文化に適応するように変化した。それは1000年々くらい前、数百世代前に起きたらしい。ただ、牛の乳を消化する酵素を獲得したことが大きかったということだが、これがアジア人に対してそれが適応できるかどうか、やや疑問が残る。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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