海は悲鳴を上げている

2015年07月02日 00:47

日本の財団が研究支援するカナダのブリティッシュコロンビア大学の研究者らによれば、気候変動や二酸化炭素を取り込んだことによる海洋の酸性化が生態系に大きな影響を及ぼし、海産物の漁獲量が変わってきているらしい。もちろん、海洋資源の乱獲は依然として大きな要因だが、環境変化はそれよりも強く生態系への影響を後押しする。
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動画を見ると恐ろしくなるが、気候変動により、本来なら生息していない生物が拡大し、その一方で限定された海域の固有種が絶滅していく。特に日本列島の北側、オホーツク海などのあまり海洋潮流の動きのない内湾は重傷だ。2005年から2050年の間の予測変化を眺めていると、この星はひどい病に冒されているのではないか、と思えてくる。
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日本財団「nereusprogram」より

PHYS.ORG
Seafood supply altered by climate change


Fat, sugar cause bacterial changes that may relate to loss of cognitive function
Oregon State University
米国オレゴン州立大学のリリースだが、糖質制限ダイエットを加速させそうな研究結果だ。マウスに高糖分か高脂肪のエサを4週間にわたって与え続けると、神経機能や運動機能に機能喪失的な影響がみられた、という内容。経路探索などの空間認知が衰えるようだ。糖分の高い、または脂肪の量の多い食事は、腸内細菌のバランスを崩す。従来のいわゆる腸内フローラ仮説を補強する研究だ。

Silk LED bulb emulates natural sunlight
gizmag
すでに一般照明は、LEDライティングへ置換されつつあるが、LEDの光には好き嫌いがあるようだ。ものが「燃えて」出る光ではないため、どうしても暖かみに欠けるのがLED光源。白熱電球のような光のものも発売されているが、どこかやはりLED特有の冷たさがある。この記事ではまるで絹のようなLED電球を紹介している。スマホのアプリなどで、冷たい色から暖かい色まで調光が可能のようだ。

Why Penis Size Doesn’t Matter One Bit in Getting Most Women Off
ALTERNET
ペニスのサイズについて書いている記事だ。この手の話題は定期的に出てくる。年に一度の祭りや数年周期に大量発生する昆虫のようなものだ。一定の期間が過ぎると、こうした話題に興味のある年代はオトナになり、次に無垢な若い世代が読者になる。社会的に隠されがちな情報だから、普遍的に残るまでもなく役わりを終えると消えていく。ただ問題は割と深刻で、男性は女性の生理についてあまりにも知らな過ぎる、という話でもある。

Fundamental differences in how pain is processed in males and females
Science Daily
男性と女性、オスとメスは、同じ種の生物でもかなり違う場合が多い。これを性的二形(sexual dimorphism)というが、魚類のアンコウではメスの100分の1程度のオスが、半ばメスに寄生して生殖だけをやっていたりする。我々ヒトでも男性と女性とで違いがある。外見もそうだが、女性のほうが総じて長寿だ。その理由はいろいろ考えられているが、最近ではホルモンの一種であるアディポネクチンの分泌が女性のほうが多いから、という学説も出ている。アディポネクチンは、脂肪細胞から出るタンパクで、糖の吸収を促進したりインスリン受容体の感度を上げたりする。また動脈硬化を抑制し、脳の生理機能をコントロールするという仮説もある。この記事では、男女で痛みに対する感度の違いを調べた研究を紹介している。女性は陣痛を耐えなければならないので、男性より苦痛に強い、と言われているが、この研究ではグリア細胞に注目したようだ。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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