炎天下我が子をデモに徴兵す-狂気拡散メディアの恐怖

2015年07月28日 07:58

ママ暑い ほしがりません 勝つまでは

東京では連日の酷暑が続く。その中で、反安保のデモをする人たちがいる。驚いたことがある。26日の日曜日は都心で36度になった。その日の昼、子どもをつれた母親が昼間、渋谷でデモをした。

渋谷は舗装道路に囲まれ、照り返しなどで大変暑い。デモへの参加は子どもの命にかかわる行動だ。それなのに親がそれを心配しない。そして自分の政治主張に子どもを使う。日本共産党系の婦人団体である「新日本夫人の会」が、気味悪いデモのコールと写真をネット上にあげていた。

ネット上では批判一色になった。筆者は、正義感からこれに不快さを感じ、からかいたくなる衝動があって、以下の川柳をツイッターに掲載した。同意の反響が広がった。

炎天下 我が子をデモに 徴兵す
ママ暑い ほしがりません 勝つまでは
夏休み 海山ディズニー 僕はデモ

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企業家の堀江貴文氏(TW)、医師の高須克弥氏(TW)も同趣旨の批判をしていた。

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これが普通の人間の感覚だろう。

狂気の行動を賛美するメディア

ところが日本の新聞は違った。

安保法案、ママたちもデモ 学生のSNS投稿、背中押す」朝日新聞

安保法案反対の母親、渋谷でデモ 「誰の子どもも殺させない」(共同通信・東京新聞)

この記事に、デモの異様さへの言及はない。子どもへの心配もない。ちなみに、ここに登場する主宰者の一人のSさんという「ママ」「京大の大学院生」は、名前をネットで検索すれば、極左暴力集団中核派系の政治集会に頻繁に登場する政治活動家、プロ市民だ。なぜ共産党と対立関係にある中核派が一緒に動いているか不明だが、安保では一般人をだませるので、共闘しているのかもしれない。

新聞は「普通のママ」「ネットが背中を押した」という彼女らの嘘に簡単に騙されている。もしくは知っていて書かない。これは偏向報道だ。

安保法案の反対のために、多様な意見を無視し、メディアがバイアスのかかった情報を拡散する。これは大変危険なことだ。

日本の太平洋戦争の破滅への道に進んだ理由では、言論統制と不健全なメディアの存在が大きかった。

たまたま歴史研究サイトで1945年4月の東京朝日新聞の記事を見かけた。沖縄戦を伝えている。市民の蜂起と戦争参加を称えている。

「合言葉は一人十殺 竹槍なくば唐手で 老幼も立つ沖縄県民」。狂気を感じる記事だ。そもそも沖縄は同時期交通と通信が途絶しており、記者と新聞社の作文捏造記事だろう。この与太記事が書かれていたとき、沖縄では同胞が戦禍に巻き込まれ死んでいたのだ。

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朝日新聞を始めメディアは、昭和前期の日本でこうした情報による「狂気製造機」になった。恐ろしいことに、それを総括していない。普通の感覚なら書いた記者はペンを折り、恥ずかしくて経営者は廃社する。

しかし21世紀の日本はこのメディアの異常さを笑えない。かつては「軍国主義」を、今度は「平和勢力」という人々の狂気めいた行動を賛美している。右と左にベクトルが違うだけで、70年経過しても狂気の根本は同じだ。

言論の自由を隠れ蓑にして、変なプロパガンダにいそしむ日本のメディアに、私たちは徹底して批判をするべきだと思う。今、既存のメディアは衰退の途中だ。市民=顧客の声が届きやすい状況にある。現代社会では、私たち普通の市民が情報の発信者であり、それを自由に取捨選択できる。私たちは自分の頭で考え他人に頼らずに答えを作らなければならない。

しかし、「正義!正義!」と繰り返すのは、夏なのに暑苦しいし、かっこわるい。できれば川柳などのユーモアを使って、楽しく、したたかにおかしな情報に立ち向かおう。そして日本の民主主義を健全にしよう。

1945年とは違って、2015年には騙されない。

石井孝明
ジャーナリスト
メール:ishii.takaaki1@gmail.com
ツイッター:@ishiitakaaki

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