不倫サイト個人情報流出騒動の顛末

2015年08月20日 15:14

古今東西、蛇の道は蛇というわけで、男女が性的な対象として相手と出会う場は限られている。インターネットが普及してもそれは同じで、いわゆる出会い系サイトという特定の場が設けられ、同じような目的を持つ人々が集まる。出会い系サイトはもちろん日本だけのサービスではない。表題の記事では、「ASHLEY MADISON(アシュレイ・マディソン)」なる「不倫サイト」がハッカーに登録ユーザーの情報を盗まれ、恐喝されていたが、それに応じなかったため、3600万人分の個人情報を流出されてしまった、と書いている。

このサイトは「人生は短い。一度くらい不倫してもいいんです」というキャッチフレーズで、英語圏を中心にユーザーを集めていた出会い系のサービスだが、この手の出会い系で課金しなければならないところは総じて眉唾か詐欺まがいと言っていい。ちょっと考えればわかるが、異性に出会うために金を使わなければならない人間が魅力的であるだろうか。当然ながら、そうした人間を目当てに集まる異性も同じようなレベルでしかないか、サクラばかりだろう。ちなみに、同サービスはちょっと前に日本へ上陸したが、ユーザー数はあまり伸びていないようだ。

ハッカーもご苦労様としか言いようがない。そもそも、こうしたサイトに自分の本当の個人的プロフィールを書き込む人間などいない。50%増し程度ならまだいいほうで、年齢など20歳もサバを読むことはザラだ。こうした嘘にまみれた「個人情報」が出て困る人間は少ないだろうし、今回の流出騒動でわざわざパートナーの情報を探り当てようとする人間も多くはなさそうだ。

もちろん、バカ正直に個人情報を書き込んだ人間や政府関係者、有名人などは痛くもない腹を探られるかもしれない。なぜ痛くもないかと言えば、この手の出会い系サイトで本当に出会うことは皆無であり、彼らはサイトに課金した挙げ句、おそらく目的を達成できなかったであろう「未遂の被害者」だからだ。

身も蓋もないが、出会い系サイトに恋愛対象がほとんどいないのはもちろん、実際に会うことのできる相手も存在しない。根拠のない幻想に振り回されているだけだ。いずれにせよ、今回の個人情報流出騒動が広まれば、同サービスには致命的な打撃になるだろう。下の画像は、シンガポールのネットメディアのものだが、シンガポール政府は同サイトの開設を許可しなかったようだ。

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シンガポール政府のメディア当局(Media Development Authority、MDA)は「アシュレイ・マディソン」のサービス開始を許可せず、と報じる「TODAY」の記事。

BUSINESS INSIDER
Hackers expose millions on cheating site; some in US govt


IBMの「脳」を模した超省電力チップ「TrueNorth」が着実に進化、ネズミの脳レベルに到達
Gigazine
この「ネズミの脳」というのがどれくらいのレベルか、といえばこれがなかなか侮れない。この記事で紹介されているコンピュータによれば、ネズミは約123億個のシナプスを持っているらしい。ヒトのシナプスの数は、神経細胞一つあたり1万個から数万個と言われている。神経細胞はヒトの大脳で百数十億個とされているわけだから、その数はネズミの百数十億個のシナプスのざっと数万倍になる。だが、ヒトがネズミの数万倍も賢いか、と言われれば自信はない。脳は可塑性があるので、単にシナプスという連結部分の数だけで評価はできないだろう。

米マクドナルド、朝食好きの間で一番人気 2位サブウェイ=調査
Reuters
こうした「お手盛り」調査を紹介する記事を読むと、マクドナルドはかなり必死だな、と感じる。全米に展開するチェーンなので、朝食を食べる店でほかにチョイスはないだろう。こういう設問をすれば、大手のチェーンばかりが上位にくるのは当然だ。地元の個人経営のビルのレストランやロデオダイナーは埋もれてしまう。すでに日本でのマクドナルドの評価は地に堕ち、巻き返すのは難しいだろう。

英国がEV車用の非接触充電レーンを設置。走行中にバッテリー回復
engadget 日本版
これ、5年間で5億ポンド(約970億円)かけて敷設するらしい。英国内のガソリンスタンド自体、日本とは比べものにならないくらい数が少ない。充電ステーションを設置するより、こっちのほうがいいとでも言うのだろうか。このレーンの上にEVの渋滞ができそうな予感がする。

残念な夏
野球の記録で話したい
今年の夏の甲子園も終わり、あの界隈も少しは静かになりそうだ。大相撲と同じで人気が出たり沈静化したりブームには波がある。ラグビーと同じで早稲田系が出てくると、当然の如くマスメディアが異様に盛り上げようとして違和感も感じる。マスメディアに早稲田出身者が多いせいだろう。だから準決勝で早実が負け、なぜか少しホッとした。今年の夏の甲子園でのTBSに限らず、マスメディアは常に異様だが、この記事ではまた別の騒動を紹介している。どうもラガーさん、という人物がいるようで、何やら贔屓の引き倒しの典型のような話だ。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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