【特集】学校はもはや勉強の場ではないのか?

2015年10月09日 18:30

学校は勉強するところではない。「日本教」を教えるところである--。
現役の小学教師、中沢良平さんが3日、このようなセンセーショナルな投稿を行い、アゴラで注目を集めました。


【特集】学校バナー2
またアゴラ主宰の池田信夫さんも中沢さんの寄稿に補足する形で「学校は教育に向いていない」とエントリーを行い、「学校という大量生産型の施設は、教育という個人差の大きいサービスには向いていないのだ」と述べました。さらに「インターネットがあれば、大教室授業で出席を取るといった昔ながらのやり方はまったく無意味」と指摘するように、近年はMOOC(大規模オンライン講義)など知識の伝達だけならウェブ経由でも済む時代になりつつあります。

折しも、2つのエントリーと同時期に松本徹三さんが「高校から『ディベート教育』を」と寄稿し、成熟した民主主義国の日本においては、「国民に「批判力」と「判断力」をもたせる教育」の必要性を提起するなど、現在の教育システムを根幹から見直すエントリーが多くの読者に読まれました。

教育改革を巡っては、文部科学省が現在、「高大接続改革」として、下村博文・前文科相時代に「明治以来の大改革」と強調するほど大学入試の抜本的な改革に乗り出しています。その背景には、知識を覚えこむことを重視した工業化社会時代の教育から、「思考力・判断力・表現力」を育てるなど、情報化社会にふさわしい教育のあり方の模索があります。OECDも2030年に向けた教育のあり方として、グローバル化や人工知能(AI)発達による仕事の置き換えを見据えながら、コミュニケーション能力や多様性尊重、シチズンシップ等が次世代に要求されている、としています。
After2020-logo-01

新しい編集コンセプト「After 2020~明日のリアルを自由に語る~」を掲げ、社会の様々なイノベーションの動きを取り上げる方針の当編集部としても既成概念にとらわれず、「学校はもはや勉強する場ではないのか?」という問いを立てながら、キャンペーンを行ってみたいと思います。

新しい時代の教育システムのあり方に一石を投じたい論客の皆様の投稿を歓迎します。一般の方もご投稿もお待ちしています。
新田編集長

アゴラ編集長
新田哲史

【関連リンク(2015年10月26日現在)】(随時、追加していきます)
・中沢良平「学校は勉強するところではない」
・池田信夫「学校は教育に向いていない」
・松本徹三「高校から「ディベート教育」を」
・池田信夫「「学校社会主義」を卒業して教育の自由化を」
・井上晃宏「こどもの教育が一条校である必要はない」
・中沢良平「「ゆとり教育」は正しかった」
・北尾吉孝「日本教育の在り方」
・池田信夫「就活の規制を廃止して卒業を「前倒し」せよ」
・松本徹三「高等教育の為に「大学」は必要か? 」
・中沢良平「学校は、要らない」
・松本孝行「学校に通わないと決断した親子の話」
・中沢良平「学校の存在意義がわからなくなった教師の話」
【アゴラVlog】学校は単なる教育機関ではない(出演・池田信夫)

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