facebookは危険?情報流出と悪徳業者の標的

2015年10月19日 07:00
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いまや、facebookは、社会に深く浸透しています。一般の人たちが、簡単に発信できるようになり、「人生が劇的に変わった」など、生活に大きな影響を与えていることも多く、もはや社会から切り離せない存在になっています。

ところが、このように市民権を得てきたfacebookですが、使い方を間違えると大きなリスクにつながることがあります。

●周囲への配慮が必要

投稿した写真が、知らない第三者に勝手に流用されていたとします。流用した人にすれば、「素敵な写真だから使わせてもらおう」といった軽い気持ちかもしれませんが、これは著作権違反になる可能性があります。

何気なくアップロードした写真が、人を不快にさせたりと思わぬ結果を招くことがあります。グループ写真や集合写真を許可なく公開することは、トラブルの元になります。勝手にタグ付けすれば、個人名のみならず、場合によっては撮影した日時や場所なども公開することにもなるので、プライベートな情報の公開を望まない人がいることを十分に配慮すべきでしょう。

facebookはリアルに知人たちと対面しているわけではありませんから、気持ちが伝わりにくく、コミュニケーションロスが発生しやすいツールです。すれ違いから、エキサイトしてしまいトラブルに発展するようなケースもよく耳にします。facebookは使い勝手が良く手軽なツールですが、扱いに細心の注意を要します。また、セキュリティレベルは必ずしも高いわけではありません。十分にリスクを考慮しなくてはいけないでしょう。

●facebookの危険性

知人を装って友達申請し、登録してある情報を読み取り、そのプライベート情報に合わせて悪意のあるサイトへ誘導するという手口が確認されています。ほかにも、「アカウントの乗っ取り」「スパム」「なりすまし」など、数多くの迷惑行為が存在します。また、個人情報やパスワードが盗まれて、アカウントが乗っ取られたりするなどの危険性もあります。

また、最近では就職・転職時に、人事担当者が就活学生の日記をチェックしていることもあります。不適切な投稿があれば、採用に大きな影響を及ぼします。発言や自分に関する情報をどのように守っていくのかという視点を常に持ち続けていなければなりません。

設定の仕方によっては、親しくない人にも、誕生日などの個人情報が筒抜けになっています。スマートフォンのアプリを通してfacebookを利用している場合、そのアプリから個人情報が漏れることもあります。アプリをダウンロードしたらスパムメールが増えたとの報告が多数あり、アプリ提供者が個人情報を他の業者などに横流ししている可能性があることを物語っています。

●使用方法はお間違えのないように

facebookでは、興味をそそるような文章がタイムラインに流れてくることがありますが、続きを読もうとすると、自分自身のウォールに「○○さんがシェアしました」などと投稿されてしまい、嗜好が知らないうちに公開される現象が発生します。情報を欲する企業からすれば貴重なデータです。

facebookは、悪意ある事業者の格好の標的ともなっています。最近は登録者の志向に合わせたマーケティング広告が増えてきたように感じます。facebookを使う際には、つながっている友人たちへの配慮をすることと、自分の情報が常に公開される可能性があると意識することが不可欠です。

尾藤克之
経営コンサルタント

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尾藤 克之
コラムニスト/経営コンサルタント

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