日本の学校は、アジア型詰め込み教育も、北欧の「考える」教育も、やっていない

2015年11月09日 07:15

日本の教育は「中途半端」
今年もPISAの結果が出た。例によって結果は芳しくないらしい。大前健一氏が分析している。

日本の教育方法の欠陥が一目瞭然です。日本では試験の〇×によって偏差値が決まり、人生が決まってしまうため、必死で暗記をするわけですが、記憶が定着しない学習方法ばかりですから、試験が終わると同時に記憶が消えてしまいます。

しかし、乙武洋匡氏

最新のPISA調査において、日本は「数学的リテラシー」「読解力」「科学的リテラシー」のすべてでフィンランドを上回っており、これに危機感を覚えたフィンランドは、アジア型の詰め込み教育も視野に入れた方向転換を検討している。

と指摘している。これはいったいどういうことだろうか。PISAはあまりあてにならない調査なのかもしれない。

「教える」教育と「考える」教育
たしかに、そういう面もあるかもしれないが、学校教育としては、「詰め込み」も「考える」教育もやっていない。学校は、背筋を伸ばし、たんにおとなしく座っていてくれる授業がよい授業とされている。この状態は、教師が王様のように君臨して、子どもたちは下々の者のような状況になるので「学級王国」と揶揄される。しかし、実際に校長に一目おかれるのは「学級王国」ができる先生である。安心して見ていられるから。そんな学級経営が評価が高くなる。授業内容がおもしろかろうが、つまらなかろうが、「学級崩壊」せず秩序が保たれていればそれでいいのだ。

だから、学校教育に期待してはいけない
自分の教育を「詰め込み」にするも「考える」教育にするも、各児童生徒が考えて取捨選択するしかないのだ。

中沢 良平(小学校教諭)
中沢 良平ブログ

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