ツイッターにカウント数が出ない?アフィ終焉の序曲か

2015年12月03日 14:39
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ツイッターのカウント件数が表示されなくなったことをお気づきの方は多いのではないでしょうか。米国ツイッター社は、ページがツイートされた数字をカウントする機能を11月20日までに終了するとアナウンスしていました。アゴラの記事を見ればツイート数が表示されないのでよく分かるかと思います。

●カウント数が出ないと困るの?

まず、ツイート数を商材として扱っていた業者には影響が多いように思われます。ツイッターのアカウントは複製して大量に所持することが可能でした。そのため恣意的にツイートを増やして、「こんな話題になっていますよ」「人気がありますよ」という自作自演が可能だったのです。これは、ツイッター回し、ツイッターアフィリエイトといわれているものです。

ネットの情報商材や販促系の業者は、複数のアカウントを所持して、Botでツイッター回しをすることがお約束でした。あたかも、大勢の人に支持されているように見せかけることが可能だったのです。今後は、ツイートされた数字がカウントされませんから販促効果が見えにくくなります。ツイート数を増やすことをビジネスにしていた人にとっては影響は大きいかも知れません。

Botの簡単な説明をしておきます。Botとは設定した決められた時間に定期的にツイートをするアカウントのことです。元々は「今日の格言」「本日の占い」みたいに定期的に情報を発信ツールとして使用されていましたが、いまでは情報商材の迷惑ツールとしてのイメージが強くなってしまいました。

設定方法は非常に簡単です。ツイートのコメントはランダムに入れ替わるように設定しておきます。そうすることでツイートの不自然さを排除できます。ツイートする時間も間隔を置かなくてはいけません。間隔を置かないと、スパムと判断されるからです。

次にアイコンの変更です。ツイートの文面を複数用意してアイコンを変更すれば一見するとBotからのツイートとは見破られません。厳密にはツイートされたアドレスをたどればBotからツイートされたものだと分かるのですが見た目のカモフラージュはできます。

●今後の方向性は

ツイッター社が定めたツイッタールール見れば、Bot自体が規制対象に抵触する可能性がありました。重複したツイートを、複数のアカウント若しくは、同一アカウントで投稿を繰り返したり、ハッシュタグを使用したり、人的でないので(Botはロボットなので)、微妙な位置づけだったわけです。

アフィリエイターにとって、ツイッターは便利なツールでした。ちなみに、Facebookでは意図的にイイネを増やせないのでアフィリエイトには向きません。既にツイッターではASPのリンクが読めなくなり、スマホでは「広告ブロックアプリ」の人気が高くなっています。これは広告を表示させないためのアプリで広告がブロックされますから、ASPにとってアフィリエイトのメリットが低下しているともいえます。

ASPにとってアフィリエイターは優秀な営業マンでした。売れたときの成果報酬のフィーを支払うだけで営業活動をしてくれる有り難い存在です。フィーの条件が良ければアフィリエイターはどんどん売ってきてくれます。これまで、ネット企業の多くがアフィリエイトを推奨してきました。しかし、アフィリエイトの終了やフィーの減額が相次ぎ、今回の表示終了。アフィリエイトの役割は大きな転機を迎えているように思います。

尾藤克之
経営コンサルタント

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尾藤 克之
コラムニスト/経営コンサルタント

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