フェイスブック・ツイッターのブロックは出入り禁止だ

2016年01月06日 05:00
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自分はツイッター・フェイスブックを日常的に使うようになって何年も経つ。友人・知人との交流や情報収集、情報発信などSNSは非常に便利なツールであるが、唯一困るものが誹謗中傷だ。

一度くらいは経験している人も多いと思うが、会った事も無い人から暴言が飛んでくることほどうっとうしいものは無い。SNSではこのようなトラブルを防止するためにブロックという便利な機能がある。一度ブロックをすれば相互に相手の言動が見られなくなる。ただ、さらにうっとうしいケースが「**にブロックされた!」としつこく書きこんだり絡んでくるケースだ。

■SNSで暴れる人達について。
自分はウェブで記事を書いて情報発信をしているので、記事についてつまらないとか下らないと言われる事については文句は言えない。しかし、困るのが記事を批判することと記事の書き手を誹謗中傷することの間に区別がついていない人がいることだ。

それも勝手につぶやいているのなら問題ないが、ツイッターやフェイスブックでからまれると最悪だ。自分はそういった面倒な相手は即ブロックする事にしているのだが、世の中にはブロックすることを悪いこと、ズルいことだと考えている人も一定数いるようで、逃げたとか説明や回答を拒否したなど、さらにしつこく粘着されてしまうケースがある。

こういったケースが後を絶たないので、最近SNSを始めた友人には「ブロックは最終手段だからよっぽど酷い場合を除いてしない方が良い、ブロックする事もまた相手に反応するのと同じだから」と言わざるを得なかった。

自分はそういった反応も無視してブロックすることにしている。まともな質問や的確な反論であれば時間がある時には相手にする事もあるが、中には記事を公表している人間は質問に回答する義務があると勘違いしているのか、罵声を浴びせながら質問を投げかけてくる人もいる。

それでブロックをされて怒っているのだから、意味不明としか言いようがない。罵声を浴びせて返事を貰えると思っているのだろうか。こういう人は日常生活を送れているのか心配になってしまう。ジャーナリストの佐々木俊尚氏はツイッターで暴言を投げかけてくる人をまともに相手にしないといけないのか、と随分前に書いていたが、それだけそういう人が多いということだろう。

匿名だからと安心して罵声を浴びせている人もいるのだろうが、実際には情報開示請求を行えば裁判所の命令で身元が明かされてしまうこともある。これはSNSに限らずブログや各種サイトのコメント欄も同様だ。ネットは決して身元を隠して誹謗中傷を出来る場所では無い。これは多少インターネットに詳しい人なら常識的な話だろう。

そこまでやらずとも、IDや写真、発言内容などから簡単に身元がバレてしまうケースも珍しくない。佐々木氏のケースでは罵声を浴びせてきた人の名前と社名まで判明して大恥をかくという、日本のツイッター史上でも例を見ないほどみっともない事件が起きたこともある。

同じ理由で自分はブログや運営しているウェブメディアのコメント欄も閉鎖している。ブログを書き始めたころは自分のような無名な書き手に反応してくれるなんてありがたい、と思ってコメントに返事までしていたのだが、誹謗中傷やおかしな反論が増えてきて、コメント欄を表示しておくことはトイレの落書きや割れ窓を放置しているのと同じ状況になってしまったからだ(最近ではコメント欄の無いメディアは多いが同じ理由だろう)。

以前万引き防止のタグを利用している洋服店で高齢者が万引きをしている場面に遭遇した事がある。当然、簡単に見つかって警察に突き出されていた。多分あのおじいちゃんは万引き防止のタグという「ハイテク」なモノを知らなかったんだろうなあ、と非常に嫌な気分になったことがある。ネット上で傍若無人にふるまっている危なっかしい人を見ると、いつもこの(ある意味で気の毒な)万引きおじいちゃんを思い出してしまう。

■ブロックは出入り禁止である。
自分が友人にアドバイスしたように、うっとうしいけどブロックしたらさらに面倒なことになる、と仕方なくスルーしている人も多いと思うが、ブロックはもっと気軽にしていい。ブロックは議論の拒否や逃げでは無く、迷惑行為を行う人に対する出入り禁止でしかないからだ。

もし飲食店で出入り禁止にされたとか、AKB48の握手会で出入り禁止にされたという人が居たら、よっぽど酷い迷惑行為をした非常識な人なんだな、と思われるだけで、お店や握手会を運営する側を逃げたと非難する人は居ないだろう。恥をかくのは出入り禁止にされた、と広言をしている側だ。

■SNSで発生するおかしな人達。
自分がどういう人をブロックしているのか説明してみたい。

*汚い言葉を投げつける。
日常生活で初対面の相手に暴言を吐く人は居ないだろう。しかしネットならばそれをやって良いと思い込んでいる人も一部にいるようだ。ネット上に特別な作法は無く、リアルと同じようにすればいいだけなのだが、それが分からない人もいる。

*トンチンカンな反論をする。
これは案外やっかいなのだが、一部を切り取って曲解して反論をする、読解力に難のあるケースだ。例えば先日最低賃金を時給1500円以上にするべきというデモに対して、生活の保障は企業ではなく国がやるべきなのだから、最低賃金アップより生活保護や失業保険を強化すべき、と書いた。その記事には「給料の低い人は死ねということか?」という怒りのこもったコメントが来た。本人は真っ当な反論だと思っているだけにたちが悪い。きっと腹が立つ箇所しか目に入っていないのだろう。勝手につぶやくのなら誤読しようと自由だが、誤読した上でこのような質問や感想をぶつけられたら、相手にする価値が無いと思われるだけだ。

*持論を延々と展開する。
自身のブログで書けば良いと思うのだが、ブログのコメント欄やSNSで延々と長文をぶつけてくる人もいる。なぜこんなことをやるのかというと、自身のブログでは誰も見てくれないから、アクセスの多い人に絡むという技を考えだす人もいる。承認欲求をこじらせた人ということになるだろう。今は無名なブロガーからスタートして有名になって本を出すような人は珍しくない。SNSの存在でさらに無名な人が有名になるルートは広がった。今の時代に情報発信をしても誰も見てくれないということは、それがその人にとっての実力だ。アンタの戦う場所はここじゃないんだから普段の仕事を頑張ってください、ということになる。

上記3つは全て発症している人もいるので、意味不明な意見を誹謗中傷も交えながら長文で書く、という酷い状況もしばしばある。そもそも情報の咀嚼をできない人が情報発信を出来るわけがない、というある意味で納得してしまう現象ではある。

■絡むことが目的のヒマな人たち。
持論の展開やトンチンカンな反論をする人は、正しい答えを知る事ではなく難癖をつけることが目的なので、真面目に反論をしても全く意味が無い。

おかしな反論に対し「Aは~~という意味です」と説明してもそれは無視して「Bは間違っている!」と別の話題に飛ぶ。それを説明しても今度はCの話題に飛ぶ、と脈絡なく絡まれてしまう。記事を書き始めたころは不思議で仕方なかったのだが、絡むことが目的だと考えれば納得出来る。正しい対応は相手にせずブロック、ということになる。

名前や顔が売れている有名人がちょっとしたトラブルや迷惑行為を受けることを有名税などと言うが、こういった反応はSNSで恩恵を受けている自分にとっては「SNS税」みたいなものではあるが、同じような人は少なくないだろう。

大学教授の東浩紀氏はカジュアルブロックという表現を使っている。本人の説明によれば「ブロックしていいかどうか、そもそもブロックは倫理的かどうかなど考えず、気軽にブロックすることです。気軽に解除することも含みます」ということだ。

ブロックする相手と取引をしているわけでもなく、お金を貰っているわけでもなく、ましてや面識もない相手に遠慮をする義理も義務もないということだろう。

おかしなコメントをぶつける相手は即ブロック、ブロックは出入り禁止なのでする側ではなくされる側が非常識、という認識がぜひ広がって欲しいと思う。ブロックされることは恥ずかしいこと、という認識が広がればSNS弁慶も多少は減るだろう。

【参考記事】
■最低賃金1500円を要求する人たちが勘違いしていること。
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/46343813.html
■最低賃金1500円デモの批判記事を書いたら主催者から反論が来たので回答してみた。
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/46406962.html
■就職活動を始めた大学生はNHKのお天気お姉さん・井田寛子さんに学べ。
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/34559984.html
■日経新聞で退職した社員を罵倒するサイバーエージェントの藤田社長が正しすぎる件について。
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/40508007.html
■ステマ騒動でメディア・広告業界で揺れる中、ヤフーニュースとハフィントンポストに配信をしている編集長が考えていること。
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/45335048.html

中嶋よしふみ
シェアーズカフェ・店長 ファイナンシャルプランナー
シェアーズカフェ・オンライン 編集長
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中嶋 よしふみ
ファイナンシャルプランナー シェアーズカフェ・オンライン編集長

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