清原さんを立ち直らせるには「ぶっ飛ばす」しかない --- 天野 貴昭

2016年02月15日 06:00
kiyohara

▲現役時代からの薬物使用が報じられ始めた清原容疑者(旧ブログ画面より)


前回の記事「清原和博と薬物依存症とよけいなお節介と」が結構に読まれている様なので、続編を書きました。

この記事を書こうと思ったきっかけは、こちらのサンケイスポーツの記事「桑田氏が激白14分「僕も小姑のように言い続け…『一切関わらないでくれ』と言われた」を読んだことです。

もし僕の親友が薬物に手を出したら、殴ってでも止めると思います。が、そもそも薬物に手を出した親友がいないので正直言って「桑田さん、そこを踏み込んでこその友人でしょうが」…と思う自分と、そう言い切る自信のない自分が今います。

【元々、薬物の法的規制はとても難しい問題なのかもしれません】

これは私見ですが、日本社会での薬物規制の判断としては
①薬物資金が反社会組織の資金源になる
②薬物で判断が鈍ったり禁断症状が起こった時に凶悪な事件を起こすきっかけになる
この2つが大きな根拠となっていると考えます。

ただ、実はこれ

「①」に関しては(甚だ残念ですが)薬物を国が管理し、転売が出来ない様に指定機関(病院・保健所など)中で摂取する事を義務付け出来れば解決しうる問題なのです(オランダがそうです)

「②」に関しては犯罪が起こる前の「可能性の段階」で身柄を拘束する事に突っ込みが入ると大変厳しいかな? とつい思ってしまいます(これが自動車運転中などの「免許業務中」の逮捕ならさほど問題ないとは思うのですが…)

※誤解の無いように申し加えますが、僕個人は薬物に一切の興味もないし、むしろ嫌悪感を感じてます(そもそもタバコすら吸いません)。ただ、民主主義社会でこの問題を考えると非常に難解に思えると思うのです。

僕らが今後薬物問題について真剣に考えて行くには、上記の「①」「②」の根拠を社会が失ってしまった後に残り得るもの…「あなたの事が心配だから」「あなたの家族を守るために」という…「」「親切」「(良くも悪くも)よけいなお節介」…こういった概念を真正面から考えて行かなくてはならないのだろう、と感じています。

【僕のような小物が申すのは口はばったいのですが、「愛」には色々な表現があると思うのです】

例えばこれは橋下徹 前大阪市長の事務所にお勤めの松隈貴史弁護士のエッセイを、橋下氏のtwitterアカウントで紹介なされたものです。

【弁護士雑感】覚せい剤について:橋下総合法律事務所
http://hashimoto-law-office.jp/information/2016/02/post-10.html

私は、覚せい剤をやめられないのは、快楽への欲求を我慢できない自分の意思の弱さの問題だと思っていましたので、最初は被告人に対して、「強い意思をもってやめることはできませんか。」といった論調で話をしていましたが、上記のような話を聞いてからは、安易に意思による解決を求めることをやめ、覚せい剤を使用する以外の方法で、そのような精神的苦痛から逃れる方法はないか、被告人の現状に照らして一緒に考えるようにしています。

清原さんを始め、薬物常用者を「意志の弱い人」「異常者」と決めつけているかの様な報道が多い中、被告をあくまでひとりの人間として扱われていらっしゃる先生のご意見には、被告人に対する「人間愛」と、弁護士という職業に対する誇りを感じ、胸を打たれるものがありました。

また以前、編集長の新田さんも同様の事を書いていらっしゃいましたが、もう少しご結婚が早くて、上の息子さんが今成人していればもっと違った結末になっていたような気はしています。

いま、清原さんをぶっとばしてでも制する事が出来るのは息子さんしかいないと思うのです。

「ブログに綴った息子への愛情は薬欲しさへの詭弁だ」といった報道も流れて来ましたが、親子の情愛はそんな薄いものでないでしょうか。

卑近な例で恐縮ですが、ウチの親父も「呑んだら暴れる」「平気で約束は破る」「動物園に連れて行くと言って競馬場へ連れていかれる(怒)」とにかくトンデモねぇオヤジでしたが…愛していました。(さすがに 違法薬物には手を出しませんでしたが…)

清原さんはご長男が今14才と聞きます。最低でもあと4年…できればあと6年、しっかりと身体を鍛えて親父さんをぶっ飛ばせる男になって欲しい。

物理的には、あの父親をぶっ飛ばすのは大変だと思います。しかし、拳に込めた「立ち直って欲しい」という強い思いと愛情は、必ずや本人に届くのではないでしょうか。

皆さんはどう考えますか?

天野貴昭
トータルトレーニング&コンディショニングラボ/エアグランド代表

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