投票率アップへ全国最下位の青森が繰り出す5つの秘策 --- 選挙ドットコム

2016年03月13日 06:00

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投票率回復を目指し青森選管が立ち上がった

全国的に低い投票率。行くのが面倒、応援したい候補者がいない、といった様々な理由がありますが、これではせっかくの参政権を放棄することに……。そんな中、2016年の夏の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを受け、各地で投票率の回復のための取り組みが始まったというのです。

日本一投票率が低い青森県が繰り出した「5つの秘策」

青森選管は投票率が日本一低い県となってしまった結果を受け、「5つの秘策」を打ち出しました。なかなか斬新なアイデアが揃っていますよ。

日本一投票率が低い青森県が繰り出した「5つの秘策」

秘策1 あおもり投票率向上サポーター
「あおもり投票率向上サポーター」とは、10代後半から20代の県民20名からなる投票率回復を狙いとしたグループです。PR方法の作戦会議や広報活動を若者が行い、国政選挙や地方選挙に県民が出向くように呼びかけます。さらに7月の参院選にはPRグッズが登場する予定です。若者にPR作戦自体を任せるという面白い企画ですね。

秘策2 大学生によるリーフレットの作成
大まかな企画は選挙管理委員が、細かい構成は青森中央学院大学の学生が担当した投票啓発用のリーフレットを作成しました。
投票の手順やQ&A、大学生から高校生に向けたメッセージなどが掲載されていますが、イラストやくだけた文章を使って読みやすくしたことで高校生にも親しみやすいものになっています。もちろん20歳以上の大人が読んでも効果がありそうです。

秘策3 テレビCMの製作
平成25年・26年と2年連続「全国最下位」という不名誉な投票率を出してしまった青森県。
今回は県民から投票を呼び掛けるテレビCMのアイデアを募集しました。過去にもCMを使ったことがありましたが、あまり効果が上がらなかったため一般人から意見を聞くことになったのです。共感しやすいCMになれば、選挙に参加しようという気持ちも高まりそうですね。応募は締め切られていますが、結果発表はこれからです。

秘策4 生まれ続けるゆるキャラ
公益財団法人の「明るい選挙推進協会」では、選挙PRキャラ「めいすいくん」を各都道府県で作成しています。東京都の5種類を上回り、青森のめいすいくんはすでに6種類。多くの地域は1~2種類、しかもまだ存在していないエリアもあるのに青森県、張り切ってます。

秘策5 「ヤングフォーラム」の開催
今年3月3日の「ヤングフォーラム」では、10代と20代の若者向けの投票意識向上のワークショップを行います。スペシャルゲストは「りんご飴マン」。真っ赤な顔が何とも言えないインパクトです。ファンの皆様はぜひご参加を!

他県も負けてはいない!

他県の取り組みをご紹介しましょう。
長野県では早稲田大学マニフェスト研究所から全面的な支援を受けています。さらに2013年の参院選において県内市で投票率が最下位の中野市、町村で最下位だった山ノ内町、両市町を管轄する北信地方事務所の職員がチームを結成。

ゴールドの投票箱、レッドカーペットを敷いた道路、冷たいお水のサービスなどなど、期日前投票所で斬新な企画を実行しました。奇抜なやり方は注目され、投票率は中野市・山ノ内町ともに順位がアップ。県内でも若者対象の取り組みを中長期的に行うことが決まりました。

愛媛県松山市では平成22年・25年の参院選で全体的に投票率が下がったのに、20代前半の投票率だけは上昇。というのも、2013年の参院選から松山大学のキャンパスに期日前投票所を設置したのです。さらに選管委員と学生スタッフの「選挙コンシェルジュ」の啓発活動も効果があったでしょう。

投票率アップには「熱意」が大切

各地の選管の熱意に動かされ、若者も動き始めた結果が「20代前半の投票率アップ」でした。ただ呼びかけるだけではなく、もっと興味を持てる環境づくりが有権者を動かすのでしょう。

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選挙ドットコム編集部

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編集部より:この記事は、選挙ドットコム 2016年3月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は選挙ドットコムをご覧ください。

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