大阪の銭湯は刺青・タトゥーの人に優しい

2016年03月29日 14:25

大きなお風呂にはいるのは気持ちいいですよね。年々昔ながらの銭湯は減ってきつつありますが、新しくスーパー銭湯のような形も生まれて来ています。私はどちらもリラックスする時に行くのですが、私が銭湯に行くとかなり高い確率(8割くらい)で鮮やかな背中をしている方々を見かけます。また背中だけではなく、足や腕にタトゥーを入れている若い方もたまに見かけます。

最近の銭湯はタトゥーや刺青があると入れないところがほとんどです。大阪でもスパワールドのような大きな温浴施設は入れませんし、サウナでも入浴ができません。ですが、公衆浴場である銭湯であればタトゥーや刺青があっても特に止められないところも多くあるのです。

タトゥーを受け入れられるか?

一般人と一線を引いていた刺青の方々

「やっぱり大阪は怖いところだな」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。東京でも私は見たことがありますし、どの地域でもさほど違いはありません。とはいえこういった鮮やかな背中をしている方々は我々一般人とは一線を引いています。銭湯にいる時に何かトラブルになるようなことはありません。

具体的には入浴の時間帯をずらしています。だいたい15時からオープンする銭湯が多いのですが、19時前後が仕事が終わってひとっ風呂浴びたいという人がたくさん集まります。こういう時にはほぼ見かけません。逆に一般の人がなかなか入ることが出来ない17時や16時といった早い時間に入浴することで、一般人との接触を避けているように見えます。

もちろん時間帯を避けても私のように浴場で一緒になる人もいます。ですが、向こうから接触するということはまずありません。むしろ刺青などが入っていない人のほうが、気軽に話しかけてきたりします。よく「カタギに手を出すな」とは言いますが、まさにその通りの行動をとっているのでしょう。

世間一般に侵食してきたファッションとしてのタトゥー

一方、最近はタトゥーについては「ファッションだ」と言って、若者が気軽に入れるようになってきているという話もあります。しかしタトゥーについては世間的にはまだまだプレッシャーが強く、スーパー銭湯や公営のプールなどには入る事ができない状況です。最近ではネット上で炎上したブログ記事(参照)もあったくらいで、世間的には刺青もタトゥーも嫌悪感が強いのが現状です。

昔から日本では刺青を入れている人たちはいたわけですが、現代になって「ファッションとしてのタトゥー」が海外から入ってきたことで、問題視させるようになりました。昔は問題視されていなかったのであれば、昔と今はどう違うのでしょうか。昔から刺青を入れている人は世間を威嚇しないために、夏でも長袖を着ていましたし、上記の銭湯のように必要以上の接触を一般人としないように心がけていました。

しかし、ファッションとしてのタトゥーはあくまでファッションであり世間一般の人と何らかの線引をしているわけではありません。ですので、急に一般の人は今まで棲み分けされていた刺青が世間一般に出てきたので戸惑っているという状況ではないでしょうか。

タトゥーバッシングを避けるためには

タトゥーは今も昔もありましたが、今になってこのような問題が起こるようになったのは世間一般と刺青の線引を、ファッションとしてのタトゥーが侵食し始めたということが大きな理由だと考えられます。では今後もファッションとしてのタトゥーは日本では受け入れられないかというと、そうとも言えません。

例えば過去のようにファッションとしてのタトゥーも世間一般の目に触れないようにする、ということが考えられます。これならタトゥーを入れていても、世間的なバッシングを受けることはないでしょう。今まで刺青を入れている人たちがさほど刺青そのものでバッシングされなかったのと同じように。

まだまだ日本ではタトゥーをファッションとして受け入れる世間的な素地は出来ていません。もしファッションとして受け入れてもらいたいという強い気持ちがあるならば、そこは一線を引くのが一番手っ取り早いかと思います。仲間内では見せ合い、一般には見せない、こうすればファッションとしてのタトゥーも世間やネット民からバッシングをされないでしょう。

大阪のとある銭湯でもタトゥーのある人達はいますが、やはり周りに配慮している方が多くおられます。周りに配慮して行えば、そのうちファッションとしてのタトゥーも受けいられるかもしれません。

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松本 孝行
株式会社セカンドチャンス 代表取締役

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