新入社員へのメッセージ

2016年04月01日 15:00

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新年度が始まりました。本日、二人の新卒社員がライフネット生命に入社しました。彼らに向けて話した内容をシェアさせてください。

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入社おめでとうございます。お二人がライフネットの仲間に加わってくれたことを、とても嬉しく思っています。面接をお洒落な私服で受けに来た外交的な平口君と、大学の保険ゼミでリーダーを務めた熟慮型で保険オタクの日置君。奇しくも同じ大学出身でありながら、タイプが対照的な二人が入社したことも、多様性を重視する当社にとっては嬉しいことです。今日は二人ともダークスーツに緑ネクタイですね。

 

ライフネット生命は今から10年前に、出口さんと僕の二人が「手作り」で作った会社です。正確に言うと、出口さんと初めて赤坂の雑居ビルで会ったのが、確か4月18日だったので、10年前にはまだこの世に存在していませんでした。出口さんの「生命保険入門」の中でその誕生を予言していた以外は、頭の中に、いわば「想像」としてあっただけです。それが10年をかけて、社名は日本中で一応は知られ、13万人の契約者の皆さんの安心をお預かりする会社になりました。何もないところからも、熱い思いがあり、それが世の中で本当に求められているものであれば、人とお金は集まってきて、人とお金があれば、何でも創ることはできるのです。生命保険会社のような金融機関であっても。皆さんも、これから、世の中に新しい価値を生み出す人材に育って欲しいと思います。

 

創業当時はお金も人もなかったので、すべて自分たちでやりました。パソコンの発注はデルコンピューターのサイトから、投資家向け資料の印刷はミーティングのたびに溜池山王のキンコーズに行ってコピーをしました。会社の定款も、金融庁向け説明資料も、出口さんが人差し指一本でパソコンをタイプして打ちました。会社の登記は二人で麻布十番の港区法務局に行って、出口さんが胸ポケットから現金30万円を出して立て替えてやりました。今はそれなりに会社らしくなっていますが、僕らの原点がそういった「手作り」にあることを、お二人には知っておいてもらいたいし、ずっと大切にしてもらいたいと思います。

 

ライフネット生命の「マニフェスト」も、出口さんと二人で「こんな会社を創りたい」という想いを、それぞれたくさん書きだしてみたものを文章にまとめたものです。僕らの出発点は、「現状の生保業界、現状の日本社会を変えたい」、そんな青臭い想い、理念から始まっています。24項目あるうちに、僕が一番気に入っているのが1(3)です。「私たちは、自分たちの友人や家族に自信をもってすすめられる商品しか作らない、売らない。」お二人がこれから仕事をされていく上でも、自分たちの同世代の仲間や、大切な人たちに向けて届けたいものを創っていくのだ、そんな気持ちで臨んでください。

 

ゼロから新しい価値を生み出す。手作りで。大切な友人に届ける気持ちで。これらを大切にしながら、ライフネットの仲間として成長していってください。

 

最後に。ライフネットをゼロから産み落とした出口さんと僕にとって、すべての社員は大切な仲間であり、家族のような存在ですが、その中でも新卒の皆さんは、特別な存在です。皆さんが、ライフネットの理念や企業風土を受け継ぐDNAであり、それを進化させていく存在です。社員の皆が二人のことを温かい眼差しと、大きな期待を持って、成長を見守っています。会議では若者ならではの新鮮な視点で、積極的に質問し、意見を述べることが皆さんに期待されている役割ですので、ものおじせずに、「すべての会議で最低一回は発言する!」というつもりで臨んでください。全社イベントにも積極的に参加し、手伝い、自分たちらしい形で先輩たちに価値を提供するようにしてください。

 

職業人としてのスキル面については、午後1時から予定されている研修「プロフェッショナル論」でお話させてもらいますね。改めまして、入社おめでとう。

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岩瀬大輔


編集部より:このブログは岩瀬大輔氏の「生命保険 立ち上げ日誌」2016年4月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は岩瀬氏の公式ブログをご覧ください。

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岩瀬 大輔
ライフネット生命保険代表取締役社長

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