当事者になれば課題を“楽しめる”ようになる

日の記事:地方創生「水戸黄門」依存から脱却を!という記事http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68534164.htmlで、

「井上さんがいなくなった後は、どうなるのか?」という質問に対して、「どうなるのか?」という他人事ではなく、「どうすればいいのか!」という「当事者意識が必要」だということを書いたが、実は、「当事者意識が必要だ」というようなことは、どうにも上から目線のような気がしてあまり好きではない

しかし、それでも「当事者意識が必要だ」と書いたのは、2つの理由がある。

◆1つ目
元マッキンゼーの伊賀泰代さんが名著『採用基準』の中で鋭く書いたように、地方創生に限らず、日本の社会問題の多くがなかなか解決されていないことは、日本全体での「リーダーシップ総量」が不足していることが原因だということ。詳しくは本を読んでほしいが、この点については日々実感しているところだ。

採用基準
伊賀 泰代
ダイヤモンド社
2012-11-09

 

◆2つ目。
より重要なのは、当事者は本質的に楽しめるということ。

スポーツに置き換えれば分かりやすいが、観客席でビールを飲んで時に罵声を浴びせるよりも、たとえ下手くそでも自分で体を動かした方がよほど楽しい。

playerは、汗もかく。しんどいこともある。けれどもplayerだからこそ味わえる喜びもある。英語のplayという言葉はいい言葉だ。遊ぶだけでなく、演じる・本文を尽くすと意味も含まれる。

自分で考えて、行動して、町(社会)のために行動することほど、楽しいことはない。だから、僕は今日も言いたい。地域づくりは楽しい、と。

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編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2016年4月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。