実物資産投資では投資家同士の情報交換が有益

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「A氏の会 六本木石頭火鍋編」が開催されました(写真)。会場の石頭楼は私が30年近く通っている中華鍋のお店。こちらも看板が一切ない隠れ家です。

一番大きな部屋を34名で貸し切って、店内は鍋と参加者の熱気が相まって盛り上がりました。19時に始まった会は予定を大幅にオーバーして、終了したのは22時半と3時間以上の盛会になりました。ご来場頂いた皆さまありがとうございます。

今回のイベントはセミナーではなく、参加者同士の親睦を深め、個人投資家同士の情報交換の機会を作ることで、資産運用の仲間を増やしていくことが目的です。

参加者の中には、投資未経験の方から、20戸以上のワンルームを保有する大家さんまで、様々な人たちがいました。初めて会う人たちが、一緒に冷房が効いた部屋で鍋を食べて、資産運用について語り合う。

他にはあまり無いユニークなイベントでしたが、A氏の物心両面のホスピタリティによって、参加者の皆さまの満足度は極めて高かったようです。

金融資産と不動産のような実物資産の投資の違いは、効率性です。金融マーケットは市場の効率性が高く、人よりも高いリターンを得ることは難しい市場です。個別銘柄選択やタイミングの情報を収集しても、投資のリターンの向上にはほとんど役立ちません。むしろ、コストを抑えて、市場の平均を取りにいく「負けない戦略(=敗者のゲーム)」を取るべきなのです。

不動産投資は、その真逆にあると言えます。販売会社や物件の選択から、管理会社の選定、そして借入の金融機関や借入条件の選定といった情報を積み重ねていくことで、投資成果を向上させることができると思っています。同じタイミングで同じワンルームマンション投資をしたとしても、知識の有無によって成果に差がついてくるのです。

そんな情報の収集方法は、専門家から聞くだけではなく、実際に投資を実践している仲間に聞くことも重要です。販売会社の営業マンの意見だけでは、営業のバイアスがかかっている可能性があります。セカンドオピニオン、サードオピニオンとして、実践している投資家の意見はとても価値があります。

今晩19時からSHINOBY`S BAR 銀座で開催する銀座夜大学「資産運用キホンのキ」も同じ趣旨で開催します。セミナーのように講師一人が一方的に情報提供するのではなく、参加者がお互いにコミュニケーションできるような場を作る。「自分でやったことの無い専門家」よりも「実践する個人投資家」の情報に投資のヒントが隠されていることは、実物資産では珍しいことではありません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年6月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。