自民党都連“全会一致”というブラックボックス

2016年07月21日 16:46

小池百合子候補が出馬を表明した時から、自民党内のお沙汰を覚悟で応援し続けている稀有な国会議員がいる。若狭勝衆議院議員だ。

「私は、下町の東京都葛飾区で出生し、小学校から隣の東京都足立区に移り、これまでほぼ50年以上暮らしています。

私の父は、若いとき、タクシーの運転手をし、その後、足立区内で零細の町工場を営み、母とともに、毎日、プレス機械やけとばしという機械を踏んでは、一個につき何十銭の価格で下請け製品を加工していました。汗水流して働く姿が目に焼き付いています。小さい時から、夏休みなどには仕事の手伝いもしました。一つ一つこまめに金属をはめていく作業は根気がいるもので、汗水流しての作業においては、途中、短時間の休憩が待ち遠しいという思いでした。

そんな中、地元の小学校・中学校・高校と卒業しました。ですので、大学に行くまで法律と無縁の家庭で育ちました。汗水流して働く人が報われる法律でなければならないという私の法律家としての信念は、それ以来、ずっと私の全身に流れています。」(プロフィールより)

下町の工場の息子が弁護士となり、検事となり、そして衆議院議員に。

私も、下町の飲食店の娘に生まれ、高校時代からお店を手伝い大学卒業後会社員となり、結婚し第一子に恵まれるもマタニティハラスメントに遭い、保育園待機児童で苦労をして、「後に続くママや女性に同じ思いをさせたくない!」と江戸川ワークマムを設立し、07年無所属で区議会議員に初当選し、13年都議会議員となり今日に至ります。

ですので、若狭議員とはレベルは違いますが、経歴にはシンパシーを感じています。さらに、本日の彼のオフィシャルBlogには、大きな共感を抱きました。

「ここが変だぞ、自民党東京都連の危ない体質」
「この自民党東京都連による候補者選考会議において、私は、
小池氏が適任である旨、重ねて声を上げ、あるいは、増田さんの
支援を決定する採決時には手を挙げず、最後まで、増田氏推薦
に反対する意見・態度を表明していました。

それにもかかわらす、自民党東京都連は、会長・幹事長の連名で
都内の全党員向けに発送した7月11日付け文書において、
「 全会一致で増田氏の推薦を決定いたしました 」
と述べているほか、別の媒体でも同じ内容を発信しています。」(Blogより抜粋)

これと全く同じことが、自民党東京都連のメンバーである宇田川さとし議会運営委員長(江戸川区選出都議会議員)のもと東京都議会議会運営理事会で行われているのです。

mr.udagawa

象徴的なのが、私が6千2百万円の内訳を詳らかにし、都民の批判にさらされました、都議会リオリンピック視察中止騒動です。
6月24日正午過ぎに議会運営委員会担当書記(職員)から電話がきました。
書記によれば都議会公明党より、視察中止の申し入れがあったとのこと。そこで、宇田川委員長より
「議運理事会は開催せず“持ち回り(口頭による伝達のみ)”にて、自民、公明、共産、民進、民進維新、かがやけTokyo、生活者ネットの議会運営委員会理事議員に中止ということでご了承いただきたい」
ということを一方的に求めてきたのです。

我が会派がかやけTokyoは、他会派の中止案の是非ではなく、全会派が視察がどうあるべきか検証をし、それぞれに提案をし議会運営委員会を開いて議論すべきと伝えましたが、
「他の全理事が、(共産党を含め)賛成したので、議運理事会の決定として進める」
と申し渡されました。
とうてい納得出来ませんことから、我々は了解をしていないことを14時に、担当書記に伝え、宇田川委員長へ問題提起の申し入れ文書を提出したのですが、何故か
新聞各種メディアでは「全会一致」
と、報道されていたのです。

「議会運営理事会」とは、都議会自民党幹部によれば「都議会の権威で、最高の意思決定機関」とのことですが、反対の声を認めず「全会一致」とすることが権威ある意思決定なのでしょうか。

議事録もなく、傍聴もできず、そこで議論されたことは門外不出とする都民を締め出す密室会議のような東京都議会議会運営理事会と、若狭議員の反対意見も無視し、小池百合子候補がメンバーにありながら出席を拒み、立候補を阻んだ自民党東京都連について、千載一遇のチャンスとなった東京都知事選挙にて、都民に判断していただきたいと思います。
宇田川委員長はじめ自民党東京都連の推薦する候補なのか

自民党東京都連から飛び出して都民のための開かれた都政を取り戻そうとする候補なのか。

【お姐総括】
週刊朝日より
「都議会の会派「かがやけTokyo」も、小池氏支援を宣言した。上田令子幹事長はこう語った。
「都議会自民党にセクハラヤジを受けたこともあります。
小池さんが都議会自民党をぶっこわしてくれると期待してます」
ちょっと物騒な表現になってますが(笑)、これは小泉純一郎元総理の名言「古い自民党をぶっ壊して政治経済の構造改革を行う」を踏襲したものであります。

上田令子 プロフィール

東京都議会議員(江戸川区選出)、地域政党「自由を守る会」代表、地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)副代表
白百合女子大学を卒業後、ナショナルライフ保険(現ING生命)入社後、以降数社を経て、起業も。2007年統一地方選挙にて江戸川区議会議員初当選。2期目江戸川区議会史上最高記録、2011年統一地方選挙東京都の候補全員の中で最多得票の1万2千票のトップ当選。2013年東京都議会議員選挙初当選。2014年11月地域政党「自由を守る会」を設立し、代表に就任。2015年3月地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)を設立し、副代表に就任。
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上田 令子
東京都議会議員(江戸川区選出)、地域政党「自由を守る会」代表、地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)副代表

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