阪神・鳥谷選手の「目」は大丈夫なのか?

2016年07月25日 06:00

どうも新田です。参院選、都知事選とぶっ通しのおかげでプロ野球をヲチできないこの頃なんですが、今年のタイガースの苦悩がいかに根深いものか、改めてこのニュースで痛感した次第でした。

阪神鳥谷が先発落ち!フルイニング667戦で止まる(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1683817.html

スタメン落ちを命じた監督が金本さんというのが、その決断の重たさを感じさせます。言わずもがな、金本監督は現役時代、フルイニング連続出場記録としては世界ナンバーワンの保持者(1998年7月〜2011年4月、1492試合)。体力、気力、時には人知れず故障をも乗り越えて毎試合出場の記録を積み重ねるという過酷さ、記録の尊さを誰よりも痛感されていますから、断腸の思いだったはず。

鳥谷選手が攻守に精彩を欠いていることは噂には聞いてはいたんですが、92試合で打率2割3分1厘、6本塁打、28打点。打率は低いからといって意外に目に見えない形での貢献をしている場合もあるので、念のためOPS(出塁率+長打率)も見てみましたが、23日までの数字は6割6分6厘。過去5年のシーズンでは3度、8割を超えており、低迷はそこでも裏付けられました。ちなみにOPSが6割台というのは、ルーキーイヤー(6割6分5厘)に匹敵する低迷ぶりです。まあ、要はガチ深刻で、鳥谷選手じゃなければとっくに代えられていたくらいの状況です。

鳥谷選手は今年で35。確かに衰えが見えてもおかしくはない年齢なものの、コンディショニング技術の発達した現代で、彼クラスの技術・経験があれば、結構カバーできるはずなんですよね。打撃が不振だけでなく、野手としてエラー連発(92試合で10失策)というのも気がかりなところで、元野球記者として疑ってしまう原因は動体視力の低下です。動体視力が弱ければ反応が鈍くなり、差し込まれて凡打になります。過去にも、ほかの選手より衰えが早く来てしまったケースもありまして、それこそ阪神の先輩、今岡さんは30代半ばを待たず、打撃不振が著しくなり、その背景として動体視力の低下が囁かれていた、と某社で虎番を経験した記者から聞いたことがあります。

で、ググって見たら、2ちゃんの野球板では案の定、噂になっておりまして、さらにネットメディアにもこんな記事がありました。

「大不振」阪神・鳥谷敬選手「レーシック手術失敗」か? 急増中の「見逃し三振」と信じられない「エラー連発」の原因に新たな『疑惑』が浮上!(ギャンブルジャーナル)

まあ、日刊ゲンダイを上回る斜め目線disりがお家芸のサイゾーが運営する媒体なので、アレなところもありますが、着眼点は悪くないと思います。たしかに鳥谷選手、レーシックやってた話ありましたね。

一方で、レーシックに失敗したといっても、8年前のことで因果関係がどこまであるのか。それに静体視力で「近眼」とされるほど悪い数値が出ていたとしても、動体視力も一致して悪いとは限らないそうです。ヤクルト山田選手は、左目の視力は0.4とされますが、打棒の方は皆さんのご承知の無双ぶりです。

なおご本人は開幕からしばらくしてサンスポ記者の指摘にはやんわりと否定はしておるようです。

ビヤ樽 ちょっと失礼な話だけど…それって、引退間際の選手がいう「動体視力が衰えてきた」という意味?

鳥谷 違いますよ(苦笑)。まあ、感覚の問題もあって、説明するのは難しいですが…。要は、ボールをとらえるまでのタイミングの取り方が、スムーズにいかなかったということです。

もろもろ、医学的裏付けを整えた検証をしてみたいところですが、いずれにせよ、野球の技術的トレーニングとは違うアプローチでの回復を検討してみる価値はあるんじゃないでしょうか。今季の阪神の不振を象徴するようなフルイニング出場ストップのニュース。この日のご本人は途中出場で満塁機からタイムリー内野安打と意地は見せた模様ですが、完全復活なくしてタイガースの立て直しはないのではないかと思う次第。私は虎ファンではございませんが、早稲田の後輩ですし、頑張っていただきたいところです。

ではでは。

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新田 哲史
アゴラ編集長/ソーシャルアナリスト
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アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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