内村航平選手とイチロー選手の偉業に思う

2016年08月12日 18:46

昨日行われた体操男子の個人総合決勝で、内村航平選手が最終種目の鉄棒で大逆転し、見事2連覇を達成しました。その後、彼のインタビューを聞いていて、宮本武蔵著『五輪書』にある「鍛錬」という言葉を思い出しました。

千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって錬とす――「鍛」には千日(約3年)を要し、「錬」には万日(約30年)を要するということで、継続的な努力・精進の大切さを説いた言葉です。

此の鍛錬と共に内村選手の「いつも通りを心掛けた」という言葉からは、常に定まった乱れぬ恒の心、恒心という言葉も思い出しました。

日々の練習時にノーミスで出来たとしても、オリンピックという大舞台で並の選手では中々普通の自分は出せません。恒心というのは「言うは易く行うは難し」で、極めて難しいことであります。

勿論、内村選手に天性の素養があることも事実でしょう。しかし鍛錬と恒心こそが、やはり今回オリンピックという檜舞台で金メダルという結果を生んだのだろうと思います。

またイチロー選手のメジャー通算3000本安打達成も同じく、正に鍛錬の成果でありましょう。敵地の球場で皆総立ちになる位の声援を受けるようなで、練習の成果を淡々と出すだけだと自分に言い聞かせつつ恒心を維持し、偉業をやり遂げたのだろうと思います。

此の鍛錬と恒心というのは恐らく、スポーツの世界のみならずあらゆる世界に通ずるものだと私は思っています。

BLOG:北尾吉孝日記
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