アメリカの懲りない男達、元政治家からセレブまで

2016年09月01日 06:00

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「二度ある事は三度ある」。英語では”When it rains, it pours”が近い表現でしょうか。良きにしろ悪しきにしろ、一度起これば短期間のうちに同じような事態が続いて起こるという意味になります。

アンソニー・ウィーナー元米下院議員には、この諺を献上したい。なぜなら、妻がいる身にも関わらず別の女性とセクスティング(セクシュアルなメッセージ)をやりとりしていた事実が暴露されたからです。その妻とは、民主党のヒラリー・クリントン候補の選挙対策本部の副委員長を務めるフマ・アベディン氏。同氏がケン・サラザール元内務長官を筆頭にした政権移行チームに参加していない理由はメール問題やクリントン財団への関与ではなく、これだったのかとも囁かれています。

ウィーナー元議員と言えば、2011年の事件が余りにも有名ですよね。当時とは違いリークを受けて8月29日、奥方のアベディン氏は別居を発表しました。西海岸に住む離婚歴のある40代女性に対し、ベビーシッターをしながら下半身をアピールする写真を送りつけるなど進化したウィーナー節が全米に轟いたとなれば、三行半を突きつけざるを得ない。アベディン氏がクリントン候補の右腕として全米を飛び回るなか2015年10月頃からセクスティングに耽っていたなんて、夫の風上にも置けません。今回の大失態を受け、地元TV局ニューヨーク・ワンなどのメディアがウィーナー氏の露出を今後一切控えると決断を下したのは当然の措置でしょう。

ウィーナーという名字をモチーフにしたヘッドラインで、ニューヨーカーを抱腹絶倒させたはず。

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(出所:CNN via NY Post)

むしろ、2011年に離婚を突きつけなかったアベディン氏が不思議なほどです。イスラム教徒の彼女は離婚にかなり消極的だったために長年悩んでいたようですが、米大統領選まっただ中とあって遂に別居を選びました。イスラム教徒の妻とユダヤ教徒の夫という極めてニューヨーク風な夫婦で2人の子供を設けましたが、非常に残念な結末を迎えようとしています。

もう一人、懲りない男がここにいます。題して「LAを舞台とした立てこもり、容疑者はセレブリティ」。

日本では和歌山県で発生した立てこもり事件がニュースを賑わしましたが、平行してアメリカでも同じような騒動が起こり全米を驚かせました。

ロサンゼルスの高級住宅地を舞台とした立てこもり事件の容疑者は、クリス・ブラウン。ポップ・ミュージック・ファンならご存知でしょう。ハスキーな高音ボイスとダイナミックなダンスがご自慢のアーティストですね。通報した女性モデル、ベイリー・カラン氏いわくクリス宅にいた友人男性のダイヤのネックレスを褒めたところ、クリスが銃を突きつけ出て行くよう脅迫したといいます。警察が周辺を包囲しヘリコプターが弧を描くなか、警察の令状に従って弁護士と姿を現すまで14時間に及び立てこもったといいますから空いた口が塞がりません。ろう城中に無実を訴えたり人権団体”Black Lives Matter(黒人の命も大事)”に賛同を寄せる動画をインスタグラムを通じて配信するなど、さすがセレブだけあってどんな場面でもパフォーマンスを忘れないようです。

クリスと言えば2009年に当時のガールフレンドだったリアーナに対し暴行をはたらくなど、複数の似たような事件で逮捕歴があるんですよ。2年後にマイケル・ジャクソンのトリビュートでカムバックを果たすというお膳立てまで用意してもらったのに、恩を仇で返してしまいました。

懲りない男達は、このままネガティブ・スパイラルを彷徨い続けるのでしょうか。

(カバー写真:Democratic underground


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2016年8月31日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。

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