ベンチャーとIPO、そしてバイアウトによるイグジット①

2016年09月14日 06:00

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自らのベンチャー起業家になりたいという思いを出発点に、IPOを目指す起業家のサポートをする日本でも有数の法律事務所を設立・運営するフォーサイト総合法律事務所代表パートナー大村健弁護士。大村氏はIPOも増加する一方で、バイアウトによるイグジットも増えているという。最近のベンチャー事情を聞いた。

ベンチャー企業の弁護士の草分けとしてご活躍されていますが、最初に弁護士としてベンチャー企業にご興味をもたれたきっかけから教えてください。

そもそもは、ベンチャー企業に興味があったというよりも、私自身が起業家になりたかったのです。その思いの原点は、中学生のころにあります。自分一人の力でやっていくことに非常に興味を持ちました。そこで、まず、何で起業するか検討をはじめ、参入障壁が高い「弁護士」の資格を自らに課して、その資格で起業するのはどうだろうと思い至ったわけです。

当時、司法試験の合格者数でトップは東京大学、2位は中央大学でした。東大を目指せば受験回数は高校、大学、司法試験の3回、でも中大の附属高校を狙えば、エスカレーターで大学に行けるので、高校受験と司法試験の2回で済む(笑)。そう考えて、迷わず中央大学附属高校に入りました。そのまま法学部に進み、2年生から司法試験の勉強をはじめ、3年生で失敗、4年生で合格しました。将来は自分も起業家の一人として、さまざまな起業家を支援していくつもりだったので、大学時代は商法や会社法をじっくり勉強しました。将来ソニーや京セラになるようなベンチャー企業をいつかはサポートしたいという夢が膨らんでいました。

卒業後は企業法務が中心の10数人の弁護士事務所に入りました。自分個人の案件も自由に手掛けられる個性的な事務所でした。ですから、時間が空いた時には、知り合いのつてを頼って顧客となる起業家を開拓していきました。私が弁護士になったのは1999年ですが、この年に東証マザーズ、翌年はナスダックジャパン(後の大証ヘラクレス、現東証ジャスダック)が開設されました。日本のベンチャーを取り巻く環境が大きく変わっていく時代で、大勢の魅力的なベンチャー起業家にたくさん出会いました。この時知り合った起業家たちが、ここ数年で続々と上場の夢を果たしています。(次回に続く)

まとめ:M&A Online編集部


アゴラ編集部より:この記事は「M&A Online」2016年9月12日のエントリーより転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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