街中にみるM&A 代々木ゼミナール旧京都校

2016年10月10日 06:00

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京町家をイメージした和モダンな雰囲気の「ホテルカンラ京都」。その洗練された空間は、「ミシュランガイド京都・大阪」に5年連続で選出されたほど。そんな「ホテルカンラ京都」が2016年10月17日にリニューアルオープンするといいます。地下鉄五条駅から徒歩1分、JR京都駅からも徒歩12分の観光にもビジネスにも適した好立地。実はこのホテル、かつて予備校御三家の1つと言われた、代々木ゼミナールの旧京都校をコンバージョン(用途転換)したものなんです。

代ゼミ旧京都校はもともと南北に2棟あり、北側にあった別館を建築設計会社UDS(2015年に小田急電鉄が子会社化)が借りてコンバージョンし、2010年から「ホテルカンラ京都」を運営。当然のことながら建物の外観が隣接する代ゼミととても似ているため、通り過ぎてしまったというお客さんもいたそうです。

少子化が加速する中、2014年8月に代ゼミが全国27校舎のうち20校舎を閉鎖すると発表し、旧京都校も廃校が決定。ほとんどの校舎が駅前や駅チカの一等地であり、コンバージョンが容易な大型ビルであるため、その跡地活用には注目が集まっていました。

<代ゼミ旧校舎跡地に注目が集まる理由>

・ほとんどが駅前や駅チカの一等地

・オフィスやホテルへ用途転換しやすい形の大型ビル

そして2016年1月、UDSの親会社である小田急が南北の土地と建物を代ゼミの運営元である学校法人高宮学園から取得し、「ホテルカンラ京都」が生まれ変わることに。このリニューアルで地上階をつなげ、客室を39室増やすほか、レストランやカフェラウンジが新設されます。投資額は約50億円。小田急が関西で不動産を獲得してホテル運営をするのは初めてとのこと。駅前や駅チカの一等地に何か新しいものがオープンしたなと思ったら、代ゼミの旧校舎だった、なんていうケースが今後も増えていきそうです。

文:M&A Online編集部


アゴラ編集部より:この記事は「M&A Online」2016年10月9日のエントリーより転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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