広島VS日本ハム、「内弁慶シリーズ」を制するのはどっちだ?

2016年10月29日 06:00
マツダスタジアム

今夜広島の地で決着なるか(NPBサイトより引用)

どうも新田です。家庭内では穏やかが一番と思います。

ところで、今年の日本シリーズは広島が本拠地で2戦2勝でスタートで始まりました。プロ野球を本格的にヲチし始めて30年、そのうち2シーズンは球団付けの記者も経験させてもらいましたが、長年の観戦経験からすると、正直第2戦の時点で「レギュラーシーズンの勢いそのままにCS、日本シリーズのカープの破竹の勢いとまらんな、こりゃ決まりだな」と思いました。

かの野村克也さんは日本シリーズで初戦を取った場合、2連勝することに異様にこだわっていたことはコアな野球ファンならご存知かもしれませんが、ノムさんが現場を退いて何年も経った現在もその「鉄則」に変わりはなく、シリーズで2連勝スタートしたケースは、過去32度あり、そのうち25チームはそのまま栄冠ゲットということで、データ的には8割近くが有利に働いておるはずです。

ところが、ドッコイ、日本ハムも粘りまして、札幌で怒涛の3連勝。5戦目の西川選手のサヨナラ満塁弾などは、シリーズ史上2度目、カープとしては、まさに“神ってる”逆転劇をされてしまい、お株を奪われた格好。本日から広島で最終決戦ということに相成りました。それぞれの本拠地で、お互いにすべて白星を取り合うという典型的な「内弁慶シリーズ」になってしまいました。

シリーズの歴史を紐解くと、内弁慶シリーズとして完結したのは2003年のダイエーVS阪神。すでに各所で指摘されておりますが、ダイエーも阪神も熱狂的な地元ファンの応援に支えられており、今年の広島VS日本ハムと重ね合わせている向きもございます。懐かしいですね。

2003年シリーズ

NPBサイトより

ちなみに、カープは日本シリーズで一度、「ほぼ内弁慶シリーズ」を経験したことがあります。江夏の21球でおなじみ、近鉄との顔合わせになった1979年のシリーズです。

1979年シリーズ

NPBサイトより

ただ、この年は奇数年、つまりパの本拠地で開幕だったので、偶数年の今年と違い、カープはビジターからのスタートでした。勝敗表をご覧いただければ分かりますように、カープは今年のハムと同じように連敗でスタートし、広島で粘りの3連勝。そして敵地に戻った6戦目を落とし、7戦目は1点リードで9回を迎えたものの、抑えの江夏さんが満塁のピンチを招いてしまい、ひょっとして近鉄の逆転勝ちで「内弁慶」完成かと思いきや、結局、江夏さんがその後のピンチを断ち切って「21球」の伝説になったという流れです。

きょうの予告先発、カープは野村投手というのは想定内だったわけですが、日本ハムは増井投手というところを、どう評価するか。栗山監督は7戦目までもつれることを想定し、大谷投手を温存する選択をしつつ、スクランブル体制として野手としても起用し、勝てそうな時にはリリーフに突っ込むという場面もあるんでしょうか。

はたしてカープは今夜勝って、内弁慶シリーズの完成と32年ぶりの日本一に望みをつなぐのか、はたまた、日本ハムがこのまま寄り切ってしまうのか。個人的には、今夜はカープに勝ってもらい、7戦目で黒田投手の広島ラスト登板、そこに大谷投手とぶつかる構図を大いに期待しております。ではでは。

 

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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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