理髪室のサインポールの3色の意味を知っていますか

2016年12月06日 06:00
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Photo-ACより

皆さまは、理髪店の入口にある、3色のくるくる回るサインポールを見た事があるだろうか。本記事の画像を参照いただければ、3色からなっている事がわかる。

■中世において散髪は医療行為だった

この色にはれっきとした意味がある。赤が動脈、青が静脈、白が包帯の化身だ。なぜ、理髪店の目印にそのようなものが置かれてるのだろうか。業界関係者でもない限りその解釈を知るものは少ないだろう。

中世のイギリスでは理容師が外科医を兼ねていたためとする説がある。散髪は医療行為ととらえられていた。「Zorac歴史サイト」でも次のような表記がある。「ドイツ圏のスパ(温泉、冷泉)ではBaderという浴場付きの整体師がいてスパに療養にやってきた人たちにマッサージ、できもの、腫れ物の除去、浣腸、蛭吸いなどを行っていた。そのような伝統によって、専門の医者のいない中世において医療の一角を占めたと思われる。」(以上、引用)

その頃の手術は「瀉血」という体内の血を抜く治療が多数派だった。腫れや痛みのある患部を剃刀などで切って血を流す事で苦痛を鎮めて病を治す治療である。中世の絵画でもこの景色はよく描かれている。

治療中、患者は棒を杖のように立てている必須性があり血を際立たないようにするために赤色が使用されていた。静脈の場合は青が使用され、さらに棒は、包帯などを巻いたり、干すために使用した事から白が象徴的な色となったと言われている。いずれにしろ、理髪師は中世では外科医と同じような立場であった事には間違いなさそうだ。

■理髪店のマッサージにも意味がある

理髪店では、マッサージなどを施す事がある。これにもちゃんとした意味がある。ヘッドスパなどでは、毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除き、血行を良くする事で頭皮環境を改善するねらいがある。

マッサージは硬くなった頭皮や筋肉をほぐし、血行を改善させることができる。加えて、頭皮以外では、耳ツボのマッサージなどにもリラックス効果があることが知られている。

ヘアサロンに限定せず、毎日の暮らしのなかで状況を俯瞰する事は必須だ。つねに「なぜ」の視点を持つ事で新しい気づきを得られるかも知れない。今回はヘアサロンを経営する、後藤勇人氏から情報提供をいただいた。この場を借りて深謝したい。

参考書籍
結果を出し続けている人が朝やること』(あさ出版)

尾藤克之
コラムニスト

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