稼いで成功する男は凡人である!

2016年12月13日 06:00
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写真は今井氏

仕事をする前に目標や計画を立てる人は多い。しかし、目標や計画をきっちり立てることでむしろ機会を逃してしまうことも少なくない。プロマネの経験がある人なら、プロジェクトのWBS(Work Breakdown Structure)を作成した経験があるだろう。しかしWBSが予定通りに進むことはめずらしい。むしろスケジュールを無理やり合わせることに腐心して成果物が当初の予定とかけ離れていることすらある。

起業家、経営コンサルタントとして活動し、『起業1年目の教科書』(かんき出版)の著者でもある、今井孝(以下、今井氏)は計画を立てすぎることの弊害について警鐘をならす。ここでは、目標や計画を立てることがムダと言っているのではない。ガチガチにし過ぎることで縛られることの弊害が大きいことをしるべきなのである。

■仕事のコツは計画を立てないこと

「この時間はこれをしよう」と計画していたのに、いざとなるとできない。そのような経験は誰にでもあることだろう。計画通りに行動できないことには理由がある。

「たいていの人は、スケジュールを入れるときに興奮気味です。これが全部できたら成功するみたいな勢いで、ぎっしり予定を入れてしまうものです。スケジュール帳がみるみる真っ黒になっていきます。しかし、これではほとんどの場合、実行不可能になってしまいます。」(今井氏)

「24時間エネルギー満タンでやる気も十分な、ロボットみたいな人であれば完遂できるかもしれません。でも、多くの人は普通の人間です。」(同)

人間が集中できる時問は限られている。それに、疲れを取る時間も必要だろう。ロボットや機械だってメンテナンスやエネルギーの給油が必要になる。

「そのため、まとめて一気にやるスケジュールを立てると、ほとんどが破たんしてしまいます。計画の立て方が間違っているわけです。」(今井氏)

前提が間違っていたら計画がうまくいくわけがない。まずは、自分の実力を正確に把握することからスタートしなければいけない。

「成功している人は実は謙虚です。例えば、『自分は集中力がない』『自分はモチベーションが低い』『自分はすぐにあきらめてしまう』などの特性があっても、否定せずに認めているものです。だから、『自分に無理の無いスケジュール』を立てます。そこに気づくだけで、計画の進み具合が劇的に違ってきます。」(今井氏)

■凡人が成功している事実を知る

必要なことは、どんな自分であっても達成できるスケジュールになる。「集中できない自分」「やる気が持続しない自分」でも、達成できる計画でなければならない。

「今の自分が『理想の自分』でない場合には、その自分で『理想の結果』を得ればいいのです。少し時間はかかるかもしれませんが、現実的なスケジュールが立てられるのでムダが生じません。人間が続く集中力は2時間程度です。ですので、『これだけはやろう』という仕事を1つだけ選んで、2時間集中することもよい進め方です。」(今井氏)

「たくさんの仕事をしようとするのではないと割り切ってください。しかし、大事な仕事を2時間するだけでも成果が出るはずです。なぜなら、2時問大事な仕事をすることは、実際は多くの人がやっていないからです。」(同)

たしかに2時間仕事を集中できない人が継続的に仕事などできるわけがない。

「実は、みんな凡人です。『その凡人が結果を出しているんだ』とわかった人が、成功できるわけです」(今井氏)。稼いで成功する男は凡人でありそれに気付くことが大切だという今井氏ならではの主張でもある。

多くの人が「しんどいな」と思いながら仕事をしているものだ。本書はビジネスの本質を知りたい人にとっては参考になることだろう。

尾藤克之
コラムニスト

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尾藤 克之
コラムニスト/経営コンサルタント

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