フランス料理で最低限抑えておきたいマナーとは?

2016年12月14日 06:00
1505Ken's-045

写真は氏家氏。ケンズカフェ東京にて。

これからクリスマスを迎えるにあたり、高級フレンチの予約をいれている人も少なくないだろう。上品な振る舞いでオトコを上げたい。しかし、マナーのことはあまり知らない。あなたの株を上げるために留意すべきことは何だろうか。

「フレンチは格式が高いと思われがちですが、あまりに卑屈になっても食事は美味しくありません。最低限のマナーを覚えて楽しみながら食事をすることをおすすめします」。このように話すのは、ケンズカフェ東京(東京・新宿御苑前)の氏家健治シェフ(以下、氏家氏)である。氏家氏は、ホテルオークラ東京、赤坂アークヒルズクラブ、レストランマエストロ等、高級店で働いた経験をもつ。

同店のガトーショコラは、フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」、TBS「ランク王国」、日本テレビ「ヒルナンデス! 」「おしゃれイズム」「嵐にしやがれ」などで紹介されたことがあるので、ご存知の方も多いことだろう。

■テーブルマナーで気をつけたいこと

フランス人のクリスマスは、「バカンス・ド・ノエル(クリスマス休暇)」と言われるくらい特別な時間として考えられている。クリスマスは家族とくつろぎのひと時を過ごす。もちろん料理はフランス料理。しかしそのフランス料理について私たちは知らないことが多い。

「フランス料理と聞くとマナーが大変だと苦手意識をもつ人がいらっしゃいますが、世界共通のマナーであるため、ある程度の基本を覚えてしまえばそれほど作法は難しくはありません。せっかくのフランス料理ですから楽しみながら食べたいものです。」(氏家氏)

「最初に席にエスコートされたらレディーファーストです。イスはスタッフが引いてくれますが、その流れに従うのが良いでしょう。また、コートやカバン類はクロークに預けるのがマナーです。」(同)

フランス料理の特徴は、カトラリー(cutlery)と呼ばれるたくさんのナイフとフォークだろう。あまりにたくさんの数があり嘆息をもらしたことはないだろうか。これには簡単なルールがあるようだ。

「概ね種類は4種類です。オードブル、魚料理、肉料理、デザートです。カトラリーがあらかじめセッティングしてある場合は、出された料理に応じて外側から使用していれば間違いはありません。気をつけたいのは、食事中のハの字の置き方です。このとき、ナイフの刃の向きは内側(自分に向ける)にしてください。フランス料理を食べ慣れている方でも、この点だけは間違えていることが多いですね。」(氏家氏)

食事が終わったらナイフとフォークを揃えて置きますが、このときにもナイフの刃は内側です。ナイフやフォークのマナー違反で気になるのが、会話に夢中になりすぎて振り回してしまうことです。お箸で相手を指したり、振り回すのと同じような行為ですから注意してください。」(同)

次に、食べ方のマナーで留意すべき点はないのだろうか。

「食事のスピードは、自分のペースではなく相手が食べるペースに合わせるのが良いでしょう。男性は、早すぎのきらいがありますので気をつけたいところです。料理やドリンクをこぼしてしまった場合、また、ナイフやフォークを落としてしまったら、軽くお店の人に合図をしてください。」(氏家氏)

高級店の場合、お店に入店してから各テーブルに、スタッフが目配りをしているそうだ。一流店であれば、スタッフは何事も無かったごとく対応してくれることだろう。

■ワインをかっこよくキメる

次にワインである。ワイン好きで知識があれば困らないが、自信のない方はソムリエに相談すれば良いだろう。

「最近は、どのレストランでもグラスワインが充実しているので、料理に合わせてグラスで3~5杯程度、楽しむのもオススメです。ワインペアリングと称するグラスワインのコースメニューを用意している店もあります。」(氏家氏)

ボトルでオーダーする場合、まず伝えなければいけないのが好みと予算になる。

「軽やか、渋みが強い、熟成感など味わいのタイプ、もしくはブルゴーニュ、ボルドー、ローヌなど大まかな産地で伝えても良いですね。また予算感も伝えたほうが間違いないでしょう。原則としてテイスティングしたワインが気に入らなくても交換はできません。交換ができるのは品質が劣化している時のみです。」(氏家氏)

「ワインを飲む前にしてもらいたいことがあります。それは飲む前に毎回ナプキンで口を押さえて余計な油分をふき取ることです。ワイングラスに汚れがべっとりとついた飲み口は、見た目が美しくありませんから。」(同)

これらの簡単なポイントを抑えておけばあなたの格も上がるはずだ。なお、「マナーに気を取られてしまうと、楽しい会話がなくなってしまうので注意が必要です」(氏家氏)とのことである。楽しい雰囲気と会話が、食事を豊かなものにしてくれる。基本的なマナーのみ覚えておけば問題はないだろう。

前回の記事で、「日本全国のファミリーマート・サークルK・サンクス約18000店にて、ケンズカフェ東京監修「クリスマスショコラケーキ」の予約が開始された」と紹介したが、大変な人気で既に売り切れたとのことだ。「大変申し訳ございませんが来年の新商品までお待ちください」(氏家氏)とのコメント。ご了承いただきたい。

尾藤克之
コラムニスト

著者セミナーbanner

クリックすると申込フォームに飛びます

アゴラ出版道場、第1期の講座が11月12日(土)に修了しました。出版社と面談が決まった一期生は企画をアレンジし、捲土重来を目指す受講者も日々ブラッシュアップ中です。二期目となる次回の出版道場は来春の予定です。

導入編となる初級講座は、毎月1度のペースで開催。12月6日に「第3回アゴラ著者入門セミナー」の会は参加者のほぼ全員が懇親会に参加するなど、早くも気合がみなぎっていました。次回は1月31日の予定です(講座内容はこちら)。「来年こそ出版したい」という貴方の挑戦をお待ちしています(お申し込みは左のバナーをクリックください)。

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!
尾藤 克之
コラムニスト/経営コンサルタント

関連記事

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑