見たこともない都議会改革、を何としても見てみたい

都議会

都庁サイト「知事の部屋」より(編集部)

見たくもない都議会ではなく、見たこともない都議会改革なので、くれぐれもお間違えがないように。

見たくもない都議会などと言えば、野次や罵詈雑言が飛び交い、まともな審議が行われない都議会や、他人の質疑中眠りこけている都議会議員の姿ばかり目に付く退屈極まりない都議会のことだが、見たこともない都議会改革などと言われれば、これは相当期待してもよさそうだ、ということになる。

音喜多さんが、見たこともない都議会改革が進んでいる、と書いていたので、これは期待してよさそうだな、うん、これはいい、と一人ごちているところだ。

今年の定例都議会は昨日で終了したが、どうやら来年の東京都議会は様変わりするようだ。
自民党には当選1回の都議会議員が23人いるそうだが、よほど後援会なり支持者の方々がしっかりしていないと来年の都議会議員選挙を乗り切るのは難しくなる。
保守系無党派層の方々の支持を貰えないと、自民党都議団を名乗るだけで相当数の人は票を減らすことになる。

まあ、何期も都議会議員を続けてきた人はそれでもそれなりの票を獲得出来るだろうが、テレビで醜態を見せた人や週刊誌や夕刊紙、スポーツ紙などで何らかの悪評判を立てられてしまった人は結構厳しい戦いを余儀なくされる。

200億円の政党復活枠が無くなってしまったことは既に周知のことだから、支持団体の動きもずいぶん変わってくる。多分、区長会や市長会も変わる。

都議会のボスと目されていた人たちの権力の基盤がすっかり無くなってしまったのだから、これからは都議会のボスにも支持団体にも頼れなくなる。
実力で勝負するしかない。

実力が伴わない人は、転進を考えた方がいいだろう。
実力が不足していることを自覚している人は、この際懸命に自分の実力を磨き、力を蓄えることである。

実力が十分にある人は、真正面から小池さんに挑むことである。
小池さんに注目が集まっているのだから、真正面から堂々と正論で小池さんに挑んでいる人にも必ず光が当たる。

最近アゴラで活躍している自民党所属の最年少の都議会議員の方などは、その一人であろう。

大いに正論を吐くべし。
大いに政策を語るべし。
大いに夢を語るべし。

イエスマンよりも遥かに評価される。

これも政治に関わる人たちの切磋琢磨の一つの形である。

まあ、下手な陰口だけは吐かない方がいい。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年12月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。