松井さん、馬場さんのキャラは東京でどのくらい通用するか

松井一郎@街頭活動

有権者と握手をする日本維新の会・松井代表(参院選の6月、都内で:編集部)

個人的には面白い人だと思っているのだが、やたらと民進党や民進党の議員に対してアホ、を連発する人は東京では受け入れられないだろうと思っている。

アホに向かってアホと言って何が悪い、と開き直られたら困ってしまうが、東京方面の人はそういう物言いはしない。
厚化粧、ぐらいのことを言う人はいるが、言う場所と時、言う相手を間違えると大変なバッシングを受けることになるから、あまりストレートな物言いをする人は敬遠されると考えておいた方がいい。

維新が来年の都議会議員選挙に多数の候補者を擁立することを決めているようだが、松井氏の物言いや馬場氏の物言いではとても東京の有権者の心を掴むことが出来ないはずだ。
別に私が分かっている、などと言うつもりはないが、松井氏や馬場氏の話のトーンは大方の東京の人の心に響かない。

維新の候補予定者の方々がどんなトーンで話をするのか一度聞いてみたいものだと思っているが、東京で話をするとすればやはり橋下氏のようなトーンが必要になる。
橋下氏なら東京でも立派に通用する。

どこが違うのだろうか、と不思議になるが、橋下氏の物言いは日本全国どこでもある程度通用するような気がしている。

周りのお膳立てが悪くて橋下氏の希望の塾での講演がキャンセルになってしまったが、維新の候補予定者が活路を見い出すとしたら橋下氏の希望の塾での講演の実現ぐらいしか考えられない。
もっとも、まあ無理だろうな、というのが、私の正直な感想であるが。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年12月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。