「希望の塾」都議選対策講座開講へ。皆さんに可能性あり!

希望の塾の都議選対策特別講座の募集要項がマスコミに明らかになったようだ。

まあ、隠していてもこういうものは遅かれ早かれオープンになるものだから、希望の塾と銘打つ以上出来るだけオープンにしてやるのがいい。

ハードルが高いということで塾生の間からブーイングの声が上がっていたということだが、この程度のハードルは大したことがない。

1月早々に試験をして1月20日頃に都議選対策講座の受講生を決定するということのようだが、特別講座の受講を希望される方は粛々と試験に臨まれることだ。

特別講座の受講資格を獲得したくらいでは何の足しにもならないとは思うが、何にしても試験があるのはいい。

今の選挙は選挙の本番で沢山票を獲得するだけでいいのだから、当選した人がどの程度の能力があるのか、どういう資質があるのか殆どノーチェックで、時にはあの号泣県議のような人が議員バッジを付けるようなことがある。

そういう人を選んだ有権者が悪い、選挙民が悪い、などと言っても遅いので、候補者には何らかの試験を課すべきではないか、という声は一部の関係者からは元々上がっていたことである。

試験があれば、普通の人はそれなりに勉強する。
試験がなくても勉強する人は自分なりに勉強するのだが、試験があれば確実に皆さんそれなりに勉強する。

政治の世界に挑戦したい方々にそれなりの試験を課すのは、悪いことではない。

もっとも、単に知識だけを問う試験だと、いわゆるがり勉タイプの人とか、過去問を徹底的に練習して正解をしっかり覚えてきた人が受かりやすく、本当に政治の世界に必要な人が弾かれてしまう可能性があるが、希望の塾ではそういう試験は課さないはずである。

まあ、試験問題を見てみないと分からないが、政治の世界に本当に必要な人を予め弾き出してしまうような難しい試験問題になるはずがない。

皆さん、安心して試験に臨まれることである。

皆さんに求められているのは基本的に社会常識程度のことだ、と思っておられることだ。

もっとも最近は掛け算、割り算、分数の計算を間違えたり、漢字の書き間違え、読み間違えをする大学生もいる、などということを聞くと、若干不安になるところもあるが、何にしても高い志を抱いておられる方々はそれなりの社会常識なり、それなりの教養を持っていただきたいものである。

ガンバレ、ガンバレ。

皆さんに可能性がある。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年12月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。