頑張れ受験生!センター試験で自己ベストを出す方法① --- 宮寺 達也

2017年01月07日 06:00

合格祈願(写真AC)

1月14日(土)、15日(日)に平成29年度大学入試センター試験が実施される。それから私立大学試験が本格的にスタートし、国公立大学2次試験へと、いよいよ受験シーズン本番がやってくる。

日本の大学受験は、人種も、性別も、年齢も、血筋(親の資産)も、過去も、性格も、顔立ちも関係無く、試験で高得点を獲得するだけで人生を切り開くことができる素晴らしい制度だ。

この時のために頑張ってきた57万59666人(現役は47万1841人)の受験生達は、悔いの残らないよう、是非とも試験本番で十二分に力を発揮して欲しい。

しかし、特に現役受験生(高校3年生)にとってはセンター試験は初めての試験本番であり、これまでの人生で味わったことの無い緊張をする。その結果、満足に力を発揮できなかった受験生をたくさん見てきた。

私がセンター試験を受験したのは1999年なので、もう18年前になる。しかし、当時高校3年生だった私は、見事にセンター試験本番で自己ベストを達成した。そのときの私の勉強方法をヒントに、頑張っている受験生のみんなも自己ベストを達成して欲しい。

センター試験に成功すると、受験に勢いが出る

まず、あなたは「センター試験に失敗しても問題無い」と思って、油断していないだろうか?

確かに、難関私立大学の受験はセンター試験とは無関係の筆記試験一発勝負であるし、国公立大学受験でも総合点におけるセンター試験の比率は2〜4割であり、2次試験で十分に挽回可能である。

しかし、特に現役受験生はセンター試験でしっかりと結果を出すべきだ

大学受験は人生を左右するイベントであるため、試験シーズンは緊張しっ放しだ。試験本番の緊張は定期テストや模試とは比べ物にならない。特に初めて味合う現役受験生には想像を絶するものだ。

かくいう私もセンター試験では大いに緊張したが、本番で658点(得点率82.25%)という自己ベストを叩き出した。なお、それまでの模試の実績は500〜600点(自己ベストは630点)だった。

ちなみに、内訳は英語:124点、国語:150点、数IA:92点、数IIB:100点、物理:100点(化学:98点)、日本史:92点(現代社会:92点)であった。なかなかリアルな数字でしょう。

なお、志望校の国立大学入試におけるセンター試験の傾斜配点では、680点(得点率85%)に達する得点になり、見事にA判定になった。

この「センター試験で自己ベストを出せた」「志望校でA判定になった」という事実は、「俺は本番で結果を出せる男だ、このまま頑張れば合格できそう」と自信が深まり、以降の私立大学試験(広末涼子の受験の話題で持ちきりだったなあ)、国立大学2次試験を余裕を持って臨むことができた。そして、無事に志望校である国立大学に合格できた。

逆に、私よりずっと模試の成績は良かったのにセンター試験で失敗した結果、2次試験で挽回できず志望校に落ち、第2・第3志望に進学したり、浪人したりと、不本意な受験になった同級生を数多く見てきた。

センター試験で結果を出すことは、言うなればプロ野球のクライマックスシリーズで1位通過のアドバンテージ:1勝を貰うようなものだ。7戦中の1勝かもしれないが、これまでほとんどのクライマックスシリーズで1位通過チームが日本シリーズに進出したように、受験生にとってセンター試験での成功は大きなアドバンテージになる。

センター試験1週間前の過ごし方① 何時に寝ても朝6時に起こしてもらおう

では、まずセンター試験本番の1週間前になる1月7,8,9の3連休からの過ごし方のアドバイスだ。

まずは受験生全員がアドバイスされているだろう、「本番に備えて、早寝早起きの生活習慣に変えよう」の具体策だ。

これ程「言うが易し、行うが難し」のアドバイスは無いだろう。実際、私も夜2時まで勉強して朝8時に起きる生活から、夜11時に寝て朝6時に起きる生活に変えようとしたが失敗した。「11時に布団に入っても、眠れなかった」のだ。

受験のプレッシャー、今日わからなかった問題のこと、明日の勉強のこと、センター試験が近づくにつれ布団に入っても様々な考えが頭をグルグルし、全然眠くならない。

どうせ寝れないなら勉強して見たり、漫画を読んだり、ホットミルクを飲んだり、お風呂に入ったり、ヒーリングミージュックを流したり、およそ世間で言われている快眠法を試したが全然眠くならない。布団に入っても頭は冴える一方で、体の体温がどんどん上がり、全く眠くならない。同じ悩みを叶えている受験生は多いだろう。

そんな私を救ったのは、母親のアドバイスだ。

布団に入ったら、目を瞑って、体を動かさずに大人しくしていなさい。そうやって布団の中にいたら、眠ったのと同じことだから。6時に起こしてあげるね

この「眠れなくても、眠ったのと同じだよ」というアドバイスはとても効果的だった。「眠らなければいけない」というプレッシャーから解放されるので、眠れない日があってもストレスが溜まらず、起きてからは心穏やかに試験勉強をすることができた。しかも、布団で大人しくしているため、本当にかなり体は休まっている。

ちなみに私はセンター試験本番の前日は最高に緊張し、夜11時には布団に入ったが全然眠れず、朝5時までは意識があったのを覚えている。それで自己ベストを出したのだ。

なお、布団で大人しくしていても早起きに失敗すれば台無しだ。自力で早起きを継続するのは難しいので、ここは是非ともご両親を始めご家族が協力して上げて欲しい。

センター試験1週間前の過ごし方② 試験会場の室温に慣れよう

試験本番で全く想定外の環境に驚くことがある。それは試験会場の室温だ。

これは受験生ごとにバラツキが大きいものの、「普段の勉強環境と違う室温」で試験をすることで、上手く頭が働かず、実力を発揮できない人が出てくる。

私は高校受験でエアコン完備の教室で試験に臨んだ。それまで冬の教室と言えば「ダルマストーブ」が一台あるだけで、寒いものと思い込んでいた。自分の勉強部屋も頭が冴えるため、ストーブを切って勉強していた。

そのため、高校受験では「エアコン26度設定の、暖かい教室」に全く慣れることができず、熱気で頭がボーっとしてしまった。恐らく自己最低点を取ってしまったと思うが、何とか合格することができた。

センター試験は県立大学のキャンパスで実施され、エアコン完備の100人程度が収容できる規模の教室で行うことがわかっていた。そのため、センター試験の練習では室温26度を想定し、ストーブで部屋を暖めながら勉強した。その予想が見事に当たり、本番では部屋の温度に左右されず、集中することができた。

この室温対策は特に現役受験生は見落としがちなので、しっかり対策して欲しい。受験会場はどこか、エアコンは付いているか、教室の大きさはどのくらいか(大講堂のような会場ならば寒い可能性が高い)、実際に受験した先輩はどうだったか、様々に情報を収集するべきだ。そして、その会場の室温をできるだけ再現した環境で、最後の1週間の追い込みをしよう。

センター試験1週間前の過ごし方③ 勉強する内容は自分の好きなことを

最後に、センター1週間前の悪あがきとして何を勉強するべきか。それは自分の好きなことをやれば良い

1週間程度の勉強で、今さら結果に影響する程に学力を高めることはできない。最も大事なことは、「センター試験本番で心に余裕を持ち、集中力を最高に高める」ことだ。

タイムスケジュールに自信が無ければひたすら模試をすれば良いし、社会が不安なら社会を勉強すれば良いし、理科が不安なら理科を勉強すれば良い。勉強したら不安が高まるという人は、勉強を辞めても良い。とにかく、自分の不安が解消し、自信が高まることだけをひたすらにやれば良い。

「それすらわからない、何か教えてくれ」という人は、センター試験の最初の科目を勉強することをお勧めする。なお、2017年は「地理・歴史・公民」だ。

最初の科目で手応えを感じることができれば、その後の科目にも自信を持って臨ことができ、好結果が期待できる。

とにかく、センター試験1週間前は緊張している自分を自覚し、上手く本番までに心と体のバランスを整えることを第一に考えよう。

さて、次回はセンター試験の直前、平日の過ごし方をお届けしたい。

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宮寺達也 パテントマスター/アゴラ出版道場一期生
プロフィール
2005年から2016年まで大手の事務機器メーカーに勤務。特許を得意とし、10年で100件超の特許を取得。現在は、特許活動を通じて得た人脈と知識を駆使しつつ、フリーランスエンジニアとして活動中。

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