都営地下鉄のラッシュ時混雑緩和へ

川松 真一朗
新宿線

東京都交通局サイトより(編集部)

こんにちは。東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

さて、1月に入ってから墨田区内の各種新年会では「五輪大会」「築地移転」だけが都政ではなく様々な角度で仕事をしているという話をさせて頂いています。

区内各線の混雑率

私が感じていて何とかしたいと考えている墨田区の課題の1つに「通勤電車の混雑緩和」があります。平成27年度のデータになりますが、主な路線の混雑率を見てみると、

京成線・ 曳舟  ⇒押上の混雑率は152%(7:40〜8:40)

浅草線・本所吾妻橋⇒浅草の混雑率は120%(7:40〜8:40)

新宿線・ 西大島 ⇒住吉の混雑率は151%(7:40〜8:40)

総武線・ 錦糸町 ⇒両国の混雑率は199%(7:34〜8:34)となっています。

上記のうち、新宿線はデータ採取区間が上記ですが、住吉⇒菊川⇒森下と区民が利用する駅が連続していきます。

これは全体として都内各線で年々利用者は増えており、何も手を打たなければ上記の混雑率は年々上がっていってしまいます。その為、各線では工夫をしながら混雑緩和に向けて対策を講じています。記憶に新しいところですと、小池知事は都知事選の公約で「二階建て車両」の導入を提案していました。

墨田区は特に居住エリアと就業エリアの中間に位置する事からどうしても混雑は避けられません。そこで、都営地下鉄では8両編成を10両編成へと変更するなど輸送力を増強する事で混雑緩和を狙っています。

東京都交通局の日々の挑戦

私は直近2年間は交通局を所管する「公営企業委員会」に所属し、様々な角度から議論を展開し、政策を提言して参りました。その中で、職員の皆さんの叡智と感じるのは、例えば新宿線ですと西側で京王線と接続しています。しかも、京王線は新宿駅が発着地点で、笹塚や明大前駅を抱えています。特に、明大前駅は井の頭線も通っていますが、それぞれのホームが広くありませんので、ここで利用客を上手に捌くダイヤ編成が必要となります。

新宿線は乗り入れをしている京王線の事情にも考慮しながら、新宿線としてはベストなダイヤ編成を日々追究し実現させています。通勤・通学で朝からストレスを溜めている今の利用者の為にも、とにかく改善させていくよう努力します。現在は「公営企業委員会」から所属が変更となりましたが、引き続き交通局の皆さんとは意見交換を重ね、また私は地域の方々、利用者の方々の声を反映させるべく努力あるのみです。

多くの声を都政へ

先に挙げた二階建て車両は確かに魅力的ですが、地下鉄の場合はトンネルを今から広げるには時間とコストがかかりますので、今やれる範囲でやれる事に全力で取り組んでいくという信念です。都政への関心が高まっている今こそ、こういう政策を知って頂き、推進する為の力を頂きたいなと思います。


編集部より:このブログは東京都議会議員、川松真一朗氏(自民党、墨田区選出)の公式ブログ 2017年1月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、川松真一朗の「日に日に新たに!!」をご覧ください。