頑張れ受験生!国立2次試験までの過ごし方 --- 宮寺 達也

2017年01月16日 06:00
京都大学 京大 公式サイトより

京都大学サイトより(編集部)

平成29年度大学入試センター試験が終了した。

大雪で試験開始が遅れたり、心無い人たちのデモがうるさかったりと、幾つかのトラブルは有ったが、概ね無事に終了したようだ。

受験生のみんなは、今頃は自己採点も終了し、結果に一喜一憂しながら一息付いているところだろう。私のアドバイスを参考にいただき、自己ベストとはいかないまでも、試験本番を無事に乗り切れたのならば受験の先輩として私も嬉しい。

さて、センター試験が終わったら、次は私立の一般入試と国立の2次試験だ。

多くの若者に大学受験で未来を切り開いてもらうべく、引き続きアドバイスをしていきたいと思う。

ここで、「偉そうに受験のテクニック語っとるけど、こいつの言うこと信用できるんかいな。実際にどこ受験したんや?」という懸念を払しょくするためにも、私の出身を少し明らかにしたい。

私が現役で受験し、合格したのは国立・大阪大学・工学部・電子情報エネルギー工学科である。偏差値は65といったところだ。

そのため、ここからは主に国立大学の理系学部の受験生にとってドンピシャのアドバイスとなっていくが、文系学部の受験生や私立大学の受験生にとっても価値のある内容と思うので、是非とも参考にして欲しい。

国立2次試験までの過ごし方① 40日間、がむしゃらに勉強しよう!

まず、2017年の国立大学の2次試験は、ほとんどが2月25日(土)、26日(日)に掛けて実施される。よって、センター試験が終了してからあと6週間弱、40日の時間が残されている。

この40日間はがむしゃらに勉強しよう!

センター試験は教科も多く、範囲が広いので、「直前で慌てても仕方ない、リラックスして本番を迎えよう」とアドバイスしてきたが、2次試験は逆だ。

2月は学校も自主登校になるので、一日中勉強することができる。睡眠に8時間、その他に4時間として、残り12時間は全て勉強しよう。

センター試験までは一日平均4時間は勉強してきたとしたら、3倍勉強できる。

ちょっと暴論になるが、自主登校期間で無く、学校で授業を受けている時間も、授業は無視してひたすら2次試験対策の勉強をするべきだ。

センター試験までは国語、英語、数学(2科目)、社会(2科目)、理科(2科目)と満遍なく8科目程度を勉強してきたのが、2次試験の科目に絞って勉強できる。国立大学の理系学部ならば、数学、物理、化学、英語と4科目に絞れるので、これまでより2倍の密度で試験科目の勉強に専念できる。さらに、大学の出題傾向をきちんと把握すれば、勉強する範囲を教科書の半分には絞り込むことができるので、さらに2倍の密度で勉強できる。

計算すると、

40日×3×2×2=480日

つまり、この40日間を上手く使うことで、1年以上にも匹敵する勉強の効果を得ることができる。

これからの40日間を2次試験対策でがむしゃらに勉強すれば、まさに「精神と時の部屋」で修行したように、飛躍的な学力アップが期待できる。

なお、私立大学は試験日程が2月中旬であるため、残りの時間は28日だ。やはり336日に相当する勉強の効果を得ることができるので、私立大学の受験生もまだまだ学力アップは可能だ。

実際、私はセンター試験では大阪大学工学部のA判定を貰ったものの、11月に受験した2次試験模試ではE判定(700点中、200点強)だった。

11月以降はセンター試験対策しかしていなかったので、センター試験終了時点では不合格間違いなしの学力だった。

しかし、40日間の努力により学力をアップさせ、最終的には2次試験で700点中400点強を獲得し、見事に現役合格することができた。

というわけで、受験生のみんな。センター試験を終了して一息つくのは、試験本番の1月15日(日)で終わりにしよう。これから2次試験まで、1日を無駄にすることは12日を無駄にすることに匹敵する。

1月16日(月)から2月24日(金)は、もう、とにかく、がむしゃらに勉強しよう。人生で最も頑張るべき40日間だ。

逆に言えば、たった40日間頑張るだけで人生を変えることができる。こんなボーナス期間は、これからの人生で2度とやってこない。

好きなドラマも、バラエティも、映画も、漫画も、全て受験が終わってからゆっくり楽しむことができる。このボーナス期間を逃さず、己の全てをぶつけて勉強しよう。

国立2次試験までの過ごし方② 私立大学の受験は1つか2つ

国立大学の2次試験までの40日間を効果的に使うために、注意したいのが私立大学の入試だ。国立大学を目指す多くの受験生は、第2・第3志望として幾つか私立大学を受験するだろう。その一般入試の試験時期は2月中旬に集中しているが、示し合わせたかのように大学毎に日付がちょっとずれており、たくさんの大学を受験できるようになっている

せっかく受験できるのだからと、3つや4つの私立大学を受ける受験生も多い。実際、私は慶応大学→中央大学→早稲田大学という3日連続の試験を受けるため、新幹線で地方から上京した。

なお、今年の理工学部の試験日程も、慶応大学(2月12日)、中央大学(2月15日)、早稲田大学(2月16日)とやはり全てずれており、頑張ればコンプリート可能だ。

私立大学も十分に魅力的であり、合格すれば国立大学受験に失敗した場合の選択肢を確保できる。そのため、できるだけ多くを受験したくなる気持ちはわかる。

だが、経験者のアドバイスとして、私立大学の受験は1つか2つに絞った方が良い。

3つ受験すれば単純に試験日として3日、地方から上京する場合は前後の移動日を含めると5日間を消費する。これだけで、2次試験までの40日間の12%を失う。

特に、今年は慶応の日程がずれているので、慶応大学→中央大学→早稲田大学とコンプリートを図れば8日間、20%もの勉強時間を失う。

これだけの勉強時間を失えば、本命の国立大学の合格が怪しくなる。そうなっては本末転倒だ。

浪人が怖いので進路を確保したい気持ちは十分にわかるが、やはり最優先するべきは本命の国立大学への合格だ。私立大学の受験は1つか2つ、2つの場合もできれば2日連続で受験する組み合わせとし、2次試験までの勉強時間のロスを最小限にするべきだ。

もちろん、私立大学が本命の受験生は、お金が許す限り試験を受ければ良い。

また、センター試験が良かった受験生は、センター利用入試で私立大学を受験するのが良い。

実際、私はセンター利用入試で東京理科大学と立命館大学に合格した。

センター利用入試で進路を確保できれば、私立の一般入試はキャンセルして国立大学の2次試験の勉強にもっと専念できるので、お勧めだ。

とにかく、センター試験終了から2次試験までの40日間は、できるだけ多くの2次試験対策の勉強時間を確保することを考えるべきだ。

というわけで、センター試験を終えた受験生のみんな、気を抜いている暇は全く無いぞ。

これからの40日間をがむしゃらに勉強すれば、まだまだ学力アップは可能だ。今すぐ机に向かおう!

さて、次回は私立一般入試と国立2次試験までにどう勉強すれば良いのか、私なりの勉強法をお届けしたい。

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宮寺達也 パテントマスター/アゴラ出版道場一期生
プロフィール
2005年から2016年まで大手の事務機器メーカーに勤務。特許を得意とし、10年で100件超の特許を取得。現在は、特許活動を通じて得た人脈と知識を駆使しつつ、フリーランスエンジニアとして活動中。

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