子どもの保育園が経営破綻し、突然に待機児童になった件

2017年02月12日 06:00

2月10日、息子が通っていた無認可保育園が経営破綻した。昨年末から、急に先生が辞めるなど不穏な動きがあったが、「まあ、年度末までは営業するよね…」と思っていたが、甘かったようだ。全職員は即日解雇となり、保育園のあったビルのフロアは立ち入り禁止となり、園長夫妻は行方不明、息子は一夜にして待機児童になった。

もっとも、息子が突然に保育園を追い出されるのは、今回が初めてではない。以前も某施設附属の小規模無認可保育園(原則として0~2才児が対象)にコソコソと4才まで預けていたら、ある日突然に「規則違反なので、年度末までに退園してください」という趣旨のお手紙を役所から頂いた。その後にたどり着いたのが、例の無認可保育園である。雑居ビルの一角をレンタルし、園庭はなく、階段やトイレは大人仕様だったが、人柄の良い先生方に恵まれて、息子は楽しそうに通園していた…先週までは。

前回の退園勧告は出てゆくまで数カ月の猶予があったけど、今回の「金曜日夜に閉園→連休中に、月曜日朝からの託児先を見つける」というミッションはキツすぎる。私の仕事は週明けから、いつも通りにギッシリ詰まっているし。はぁ。

「女性が輝く日本!」「子育て支援」などが騒がれるが、そもそも日本の「女性支援」とは「正社員限定の女性支援」であることが多く、その最たるものが保活である。認可保育園の入園を審査するのが地方公務員のせいか、このシステムは公務員母が最も美味しくなるように設計されているように感じる。非正規だと「たいした仕事じゃないから支援不要」、高額所得(=納税)者だと「弱者じゃないから支援不要」と判断されて、「補助金わずかで設備イマイチの高額無認可保育園」か「離職」の二者択一を迫られる。

税金で公務員御用達のゴージャス認可保育園を作って「女性支援!」とドヤ顔されても、当方のような非正規労働者からみれば「代金は天引きされるが、決して入れない豪華レストランのメニュー」を見せつけられるようで気が滅入る。というか、同じ日本国民なのに親が公務員かフリーランスかでこんなに託児環境が違うなんて、マジで憲法違反じゃないのか!

とりあえず無認可保育園やら、職場附属の保育室やら、ベビーシッターやら、手当たり次第交渉中であり、最悪の場合は年度末まで実家送還も考え中である。保育園における認可/無認可の格差を重ねて思い知り、「保育園は全て無認可にして、子ども手当(バウチャー)による支援」を、改めて主張したい。

 

【2/12 14:00 追記】

とり急ぎ、来週一週間分の預け先は確保できました。週明けより、引き続き緊急保活に励みます。

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筒井 冨美
フリーランス麻酔科医、医学博士

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