音声合成ソフトが描く、『自分の声』が成長する未来

合成音声ソフト『ボイスター』

私は現在の講演活動において、テキストの読み上げに『ボイスター』という合成音声ソフトを使っています。これは、約2年前、まだ声が出た頃に、約1,000個の短文を読み上げた声を録音し、その音声データを元に私の声を再現する仕組みです。

ソフトにテキストを打ち込めば、どんな早口言葉でも合成して『私の声』で再生されます(笑)原稿を音声ファイルに変換して、講演時は『自分の声』で聞き手に語りかけています。

そんな『ボイスター』を製作頂いた「ヒューマンテクノシステム」の担当者と、先日お話する機会があり、さまざまな最新情報をいただきました。

1.視線入力との連動
現在、「miyasuku」でのボイスターへの入力は、できるようになったとのことです。実験フェイズかもしれませんが、視線で操作できれば、ボイスターを末長く利用できる可能性が高まります。個人的には、是非「OriHime」と連動して欲しいです。

2.iOS対応
テスト版ですが、iPhoneやiPad版のボイスターのデモをやらせていただきます。私が自身で動かせるのは、iPadなので、iPadにボイスターが入れば、講演原稿のみならず普段使いできます。楽しみです!

3.ラジオ「ALSのたわごと」
札幌のコミュニティFM三角山放送局で、ALS患者さんがパーソナリティを務める番組があり、患者さんはボイスターを使っているそうです。先日のALSシンポジウムでこの話は伺いましたが、ここでもつながりました。ALSでもラジオできるんです。すごい!

ボイスターの担当者の方の話が、とても印象的だったので紹介します。

『ALSの進行によって、全身の機能は衰えていくかもしれない。でもボイスターを進化させることで、【自分の声】は進行に反して、育てること・成長させることができるのではと思う。』

ボイスターは決して安い商品ではありませんが、担当者の思いを改めて伺い、良い買い物をしたと思いました。これからもよろしくお願い致します。

株式会社まんまる笑店
代表取締役社長
恩田聖敬
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この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2017年2月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。