親の小言にどう向き合うか これは大人になるための面接である

2017年02月23日 18:04
毎日が、SDS(修羅場、土壇場、正念場)。学務の他、原稿のゲラチェックに講演、メディア出演などがいっぱい。明らかに酒が弱くなったなあ、肝臓弱っているかなとか、もっと痩せなくちゃなあとか、金髪度高めようかなあと思ったりする日々だけど、元気にやっている。

昨日は参議院の国民生活と経済に関する調査会に参考人として出席。『しんぶん赤旗』にチラリとコメントが紹介されていた。

「働き方改革」 注文相次ぐ/労働分野格差で参考人/岩渕氏が質問(しんぶん赤旗) 

さて、とっくに就活シーズンが始まっているわけで。それ関連のコメント依頼、執筆依頼も増えてきた。

最近はこんな記事を書いた。

常見陽平の未来エンジン(2) 2018年度就活の旅 今、すべきこと|常見陽平|日経カレッジカフェ | 大学生のためのキャリア支援メディア

そんな中、メルマガの人生相談コーナーに実に秀逸な質問が届いた。就活生からだ。親の小言にどう対応するか問題だ。転載する。皆さんはどう思うだろうか?

Q.親の小言とどう向き合うか
陽平先生、いつも楽しくメルマガ拝見しております。私は鈴木きなこ(21歳・女)です。

私の相談は、親の小言がウザい件についてです。単なる愚痴ですが、お付き合いいただけますと幸いです。

私の母親は、「もう大人なんだから大人っぽい服を着た方がいいかもね」的なことをちょくちょく言ってきます。ちょっと短いスカートを履いたくらいで、です!

それはまだ良いのですが、私の就職活動にも、年長者からのアドバイスという名目で口を出してくるのです。30年前の理屈を本気で押し付けてくるので、口論になることもしばしばです。

親の小言を華麗にスルーする技術がなく、いちいちイライラしてしまう自分が嫌です。今後私が大人になるにつれて、どんどん親からの小言が増えてきそうな予感がします。

陽平先生はどのように対処してきたのでしょうか。ご教示いただけましたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

鈴木きなこ 女性 21歳 東京都在住

A.親に納得してもらう これは大人になるための面接だ

「自分の人生は、自分で決めてやる それが最高」

ふと、マッチさんの名曲『ハイティーン・ブギ』を思い出したよ。これって松本隆さんが作詞、山下達郎さんが作曲なんだよね。松本隆、大好き。山下達郎も、「歌とお話が上手いさらし首似」のポジションを不動のものにしているよね。

小言を言う親の気持ちは大事に受け止めよう。特に年をとると、意見を言ってくれる人が減っていく。それで勘違いしてしまうこともある。私も家族や親しい友人、先輩からのアドバイスは大事にしている。そういう意見は有り難いものだ。

先日も家族の数人から「テレビに出る時の話がわかりにくい」という批判が。
話がわかりにくいのは、言いたいことをわかっていないのではないか、視聴者のことを意識していないのではないかと猛反省した。

もっとも、親や先生は自分よりも早く死ぬ、たいていの場合。これからの人生は自分で自分を支えて生きなくてはならない。

親の小言に、どう納得してもらうか。単なるお節介とか、小言に見えるが、前向きに捉えると、それは面接のようなものだ。お前、大丈夫か、覚悟はあるか、と。親に納得してもらえるような、情報収集と、説得力のある伝え方が求められているのではないかな。

事実を集め、論理を組み立てよう。

ただ、最後は説得ではなく、気持ち良い納得を目指そう。

説得と納得は違う。

就活の面接なんかを大きく超える、心技体を総動員した本音の一言を伝えよう。

まあ、私の場合はどちらかというと、やりたいように生きて、事後報告するというスタイルで生きてきたので、何の説得力もないのだけどね・・・。

大手企業を辞めて、物書き業を本格化させた頃、親に「やりたかったことなんでしょ」と言われ、胸がいっぱいになったよ。

君は君の人生を生きよう。

それが最高の親孝行だ。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2017年2月23日の記事を転載させていただきました。転載を快諾いただいた常見氏に心より感謝申し上げます。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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