出所後の不安解消にはGPS発信器装着を (小金井事件)

2017年03月01日 06:00

米国や韓国等では性犯罪者にGPS装着を導入している(Wikipediaより:編集部)

東京都小金井市でタレント活動をしていた女子大学生、冨田真由さん(21)を刺して重傷を負わした岩崎友宏被告(28)について、「(求刑の)17年でも短いと思っていたのに懲役14年6月の判決は軽すぎる」ということで、富田さんが代理人弁護士を通じコメントを発表した。

「何の反省もしていない」と冨田さんは岩崎被告を批判し、「私や家族の苦しみが伝わらなかったと思うと、やりきれない」「たった約14年後には、犯人が塀の外を歩いている」「今から不安と恐怖しかない」となどと軽すぎる判決への不満をあらわにした。

しかし、再犯の恐れがあるからといっていつまでも刑務所に入れておくわけにはいかない。だとすれば、どうすればいいのか。

現在、日本には、死刑、懲役・禁固、罰金しか刑罰の種類がない。これは、まったく、不合理なので、性犯罪を念頭には、薬物による去勢なども検討すべきだ。また、近隣住民に犯罪歴を周知するということも海外では行われている。

このほか、奉仕活動、離島など厳しい土地での刑期実行などもあってよい。

しかし、今回のようなケースを含めて広く適用できるのは、GPS装置の装着だ。被害者の保護にも、性犯罪のような再犯罪の防止にも役立つ。

また、刑罰としてではないが、未決囚の逃亡を心配する余り、むやみに拘留するとか、強制送還前や難民申請審査中の外国人にも使える。

こうした方法は、刑務所のコストを節約するという意味でも好ましい。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学大学院教授

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